制作・出演 : ベートーヴェン
ヨーヨー・マの20代後半から30歳にかけての録音を収録。彼の正確な音程、完璧なテクニックは、驚きをもって迎えられた。はつらつとして屈託のない、スケールの大きな演奏が清々しい。
デル・マール校訂版によるシリーズ。各声部が主張すべきところをしっかりと主張して立体的に絡み合い、全体の響きにも充足感がある精緻なアンサンブルを聴かせている。と同時に、技術を前面に出した押し付けがましさや力みがなく、一貫して漂う親密な温かさが心地よい。
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク合唱団 / アーノンクール / エルヴィン・オルトナー / シャルロッテ・マルジョーノ / ニコラウス・アーノンクール / ビルギット・レンメルト / ベートーヴェン / ヨーロッパ室内管弦楽団 / ルドルフ・シャシング各国の主要なレコード賞を獲得した全集。従来のベートーヴェンに一石を投じた演奏で、何らかの形で影を落とすことになったレコード史上重要な録音だ。
25年以上続いているNHKの『名曲アルバム』で紹介された曲をまとめたシリーズ。パッヘルベルからワーグナーまで、親しみやすい10曲を収録。1曲5分にまとまるよう編曲されているので聴きやすい。
NHKの長寿番組『名曲アルバム』で取り上げられた楽曲を国別にまとめたシリーズ。音楽大国オーストリアの第2弾。ベートーヴェンからマーラーまで、ズシリとくる大曲が聴きやすくアレンジされている。
制作・出演
アルバン・ベルク四重奏団 / ギュンター・ピヒラー / ゲルハルト・シュルツ / トマス・カクシュカ / ハインリヒ・シフ / ハット・バイエルレ / ベートーヴェン / ヴァレンティン・エルベンABSQの最初のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集からの1枚。ベートーヴェン後期の傑作を、明快に高らかに歌い上げる。峻厳さと平明さが見事に融合され、音楽の愉悦をも感じさせる稀有な演奏となっている。
ABSQの最初のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集からの1枚。第13番と終楽章とするつもりだったと言われている「大フーガ」との組み合わせ。緻密なアンサンブルと緊張感の持続、そして豊かな歌心。ABSQの名演のひとつだ。
ベートーヴェンの代表的歌曲集2作に、「きみを愛す」などの主要歌曲を追加した歌曲集。これ1枚でベートーヴェンの重要な歌曲を網羅している。若きプライの、瑞々しくも伸びやかな歌唱が堪能できる。
保守的なスタイルを貫きながら、音楽を雄々しく響かせてゆくレーグナー。今回のリマスタリングによって、その旧東独的な質実剛健さが一段と明確となった印象だ。特に「アテネの廃墟」などのマイナーな作品において、彼の手腕がひときわ冴えている。
発売元
キングレコード株式会社旧東ドイツを代表する弦楽四重奏団による名演として、いまだに高い評価を得ている録音。全集の初期の頃の録音と後期の録音とをカップリング。彼らのベートーヴェンにかける意気込みが伝わってくる力演。
発売元
キングレコード株式会社旧東ドイツ国営レーベルの意味を語ったライナーが、この録音の価値をも雄弁に語ってくれている。合唱曲では、スター・プレイヤーが不要なかわり、その説得力は自然さにあるのだ。力みもケレンもない落ち着いた合唱の良さは、有名曲(8)などで一番実感できそう。
たまゆらレーベルからの2枚目のソロ・アルバム。ベートーヴェンは第30、31番が出ていて、新感覚のベートーヴェンとして高い評価を得た。従来のベートーヴェン観を一新する刺激的なアルバムに仕上がっている。