制作・出演 : ホルスト・シュタイン
制作・出演
アラン・タイトス / アーヴィン・ゲージ / カール・ハウプトマン / クルト・アイヒホルン / バイエルン放送合唱団 / バンベルク交響楽団 / ホルスト・シュタイン / ミュンヘン放送管弦楽団 / モーツァルト / ルチア・ポップスロヴァキア出身の名歌手ポップ。コロラトゥーラから次第にリリコへと変貌し、深みのある歌唱を聴かせるようになった80年代後半から91年の録音である。どれも見事な歌唱だが、懐かしい舞台姿が目に浮かぶシュトラウスのアリア集がひときわ光彩を放つ。
ホルスト・シュタインが首席指揮者(96年以降は終身名誉指揮者)を務めたバンベルク響と残したブラームスの交響曲全集。シュタインのゆったりとしたテンポと微妙なニュアンス。バンベルク響の素朴な音色。まさに“本場のブラームス”というべきか。
シュタインが得意としていたドイツ・ロマン派の王道、ブラームスの交響曲全集からの一枚。シュタイン70歳記念で発売された作品の久しぶりの再発となった。バンベルク響とのコンビで披露された、ドイツの伝統に根ざした堂々としたブラームスだ。
劇場で鍛えられた職人肌のドイツの指揮者、ホルスト・シュタイン。彼が最も得意とするワーグナーのオペラ作品とウェーバー。曲の勘どころを的確に捉まえてドラマを作り上げた見事な演奏。
N響の名誉指揮者としても知られるシュタインが、手兵バンベルク響を率いての「英雄」。ドイツの伝統的なスタイルに則って、端正さと小気味のよい躍動感を手堅く両立させながら、精彩に満ちた好演奏に仕上げている。明るく密度の高いオケの響きの貢献度も大。
シュタインは独特の風貌で日本でもおなじみだが、その職人的な指揮ぶりはいかにも玄人受けする。ドイツ各地の劇場で鍛え上げた無駄のない音楽。85年から首席をつとめたバンベルク響との組み合わせは、彼にとってもっとも優れた仕事と言える。快活で伸びやかで、大袈裟な身振りは一切なし。共感に満ちた等身大のシューベルトが聴ける。
NHK交響楽団の伝説的ライヴのCD化。N響名誉指揮者であり、バイロイト音楽祭やウィーン国立歌劇場の常連だったシュタインの十八番のワーグナー。盛期のシュタインの熱演を聴く。
個性派グルダが残した正統的なベートーヴェン録音。協奏曲&ソナタ全集から「皇帝」と「テンペスト」をカップリング。歴史に残る名曲を名演奏で。