制作・出演 : バイエルン放送合唱団
R.シュトラウス、ワーグナー、マーラー:無伴奏合唱作品集 ダイクストラ&バイエルン放送合唱団 R.シュトラウスの『夕べ』と『讃歌』は、16声部の合唱のために書かれた精緻な音楽で、『戸口で』『夢の中の光』『五月の喜び』は、リュッケルトの詩に付曲した無伴奏男声合唱のための作品。マーラーの作品は、ゴットヴァルトによる編曲で、こちらも16声部の合唱のために書かれています。ワーグナーの3つの曲は『トリスタンとイゾルデ』に関係した作品を合唱化したものです。 【収録情報】 ・R.シュトラウス:2つの歌 Op.34-1「夕べ」 ・マーラー:さすらう若者の歌〜「2つの青い目が」(C.ゴットヴァルト編) ・マーラー:リュッケルト歌曲〜「私はこの世に忘れられ」(C.ゴットヴァルト編) ・R.シュトラウス:リュッケルトの詩による3つの無伴奏男声合唱曲(戸口で/夢の中の光/五月の喜び) ・ワーグナー/C.ゴットヴァルト編:イゾルデのための3つの歌曲(温室にて/夢/イゾルデの愛の死) ・R.シュトラウス:2つの歌 Op.34-2「讃歌」 バイエルン放送合唱団 ペーター・ダイクストラ(指揮) Powered by HMV
ミサ曲集(マルタン、コダーイ、プーランク) ダイクストラ指揮バイエルン放送合唱団 2005年、これまで15年間バイエルン放送合唱団を率い、バイエルン放送交響楽団との数々の優れた演奏を残してきた、ミヒャエル・グレーザーの退任に伴い、天才ボーイ・ソプラノだったペーター・ダイクストラが、若干26歳で音楽監督に就任いたしました。 今回のアルバムは、その記念の年に録音されたもので、マルタンの二重合唱のためのミサ曲、コダーイのミサ・ブレヴィス、プーランクの黒い聖母像への連祷というレパートリーが収められています。 バイエルン放送合唱団のアルバムの『クリスマス・キャロル集』を聴いていただければ判るのですが、指揮がダイクストラに代わると、合唱団の声質が変わるのです。グレーザーの指揮では、かなり濃厚だった声質が、古楽系の清楚な声質に大変身。多彩な表現力には定評のあるベテラン合唱団ですから、こうしたレンジの広い表現が可能だったのでしょう。 【ペーター・ダイクストラ(ペーテル・ディークストラ)】 1978年、オランダ生まれ。ローデン聖歌隊で歌を始め、変声するまでソリストを担当。9歳の時(1987年)、ネザーランド・オペラ・ファンデーション制作のモーツァルト『魔笛』で第一の童子を歌い、アムステルダムで開かれていた、レオンハルト、シギスヴァルト・クイケン、マックス・ファン・エグモント達によるバッハ:カンタータ全曲シリーズではソプラノ独唱で参加。22歳の時(2000年)には、ヒルヴェルスム・オランダ放送合唱団の副指揮者となり、以来オランダ室内合唱団、スウェーデン放送合唱団、フィンランド放送合唱団等を中心にヨーロッパのトップクラスの合唱団に度々客演。2003年10月には、ストックホルム国際指揮コンクールで『合唱の神様』と尊敬されるエリク・エリクソンの名を冠した賞を受賞。 【収録情報】 ・マルタン:二重合唱のためのミサ曲 ・コダーイ:ミサ・ブレヴィス ・プーランク:黒い聖母像への連祷 マックス・ハンフト(オルガン) バイエルン放送合唱団 ペーター・ダイクストラ(指揮) 録音時期:2005年 録音方式:デジタル SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND 【BR KLASSIKレーベルについて】 バイエルン放送交響楽団、放送合唱団、そしてミュンヘン放送管弦楽団。この3つのアンサンブルの素晴らしい演奏記録が、バイエルン放送(Bayerischer Rundfunk)が自ら立ち上げた「BR KLASSIK」レーベルから愛好家のために提供されることになりました。 バイエルン放送響誕生から60年、レーベル発足を記念してまずリリースされるのは、現在バイエルン放送響の首席指揮者として腕をふるっているマリス・ヤンソンスによるマーラー、ブルックナー、ハイドンという、まさにファンにとって垂涎のアイテム。また、放送局が所持している過去音源からのリリースも予定されており、第1弾としてマルタ・アルゲリッチと共演したピアノ協奏曲2曲が登場します(1973年、オイゲン・ヨッフム/1983年、小澤征爾)。 今後は、バイエルン放送響歴代5人の首席指揮者の音源のほか、首席就任直前に急逝したキリル・コンドラシンの音源も含めて、3つのアンサンブルによる音源を年に10数点のペースでリリースする予定です。(ナクソス・ジャパン) Powered by HMV
ネトレプコとビリャソンという、オペラ界のスター2人が共演した21世紀の「ボエーム」。ベルトラン・ド・ビリーの切れのいい指揮、歌手陣、合唱団の充実ぶりなど、久しぶりに出た「ボエーム」の名盤だ。
スル・ポンティチェッロが用いられた序曲ですでに期待度は大。各所にちりばめられたアジリタやフィオリトゥーラ(早口や装飾的な歌唱)の巧みさや、ハイ・トーン、声色などに興奮しているうちに一気に聴き通してしまう。第1幕最後の合唱や、有名な最後のアリアもとにかく最高。★
制作・出演
アレクシア・ヴルガリドゥ / チャールズ・カストロノーヴォ / バイエルン放送合唱団 / ピンカス・スタインバーグ / ミュンヘン放送管弦楽団 / ヴェッセリーナ・カサロヴァ / ヴェロニク・ジャンスジュリーニが80歳を迎えて、初めて取り組んだ作品で、当初大きな話題を呼んだ録音。満を持してという言葉どおり、入魂の演奏で、ライヴ録音ともあいまって、美しくも情熱的なものになっている。
シューベルトが最晩年に書いた最後のミサ曲で、シューベルトの傑作のひとつ。ジュリーニは、緻密にコントロールしたオーケストラと合唱団の抑制した表現が、この曲の真価を顕わにして感動的。
現代最高のロッシーニ歌いとして押しも押されもせぬ人気と実力を兼ね備えたカサロヴァ。絶妙な間の取り方で自在な歌唱を繰り広げるデュエットでも遺憾なく力量を発揮する。ヴァルガスとの丁々発止の切り結びが耳を奪う「タンクレーディ」など聴きどころ満載のCDである。