制作・出演 : ポポル・ヴー
オルフェオのミサオルフェオのミサ
テクノ色が強かったここ最近の作風とは打って変わって、宗教的なテーマを掲げ、全盛時のサウンドに肉薄するポポル・ヴーの最新作。もちろんアンビエントな耳触りではあるが、同時にコラージュ的であるために、決して安易には聴き流せない物語性を感じさせる。
アギーレ/神の怒りアギーレ/神の怒り
イタリアやドイツのバンドは、映画音楽によく起用され、フロックでなくピタリとはまることが多い。ポポル・ブーはジャーマン・ロックの中でも知名度は高いが、流行のニュー・エイジ・ミュージックを先取りした感もあるこのサントラは情景描写が見事だ。
ノスフェラトゥノスフェラトゥ
ジャーマン・エレクトロニクス界の重要バンド、ポポル・ヴーが同名映画(ヴェルナー・ヘルツォーク監督)のために作った78年サントラ。日本盤のために、そのリーダーが再編集しているという。美意識あふれる抽象と具象のせめぎあい、その流動表現。
ハート・オブ・グラスハート・オブ・グラス
同時再発の2作品と並び、70年代中期のポポル・ヴーはヘルツォーク作品のサントラを多く手がけた。そんななかの一作ではあるが、映像との高度な結びつきゆえか、そのクオリティはオリジナルと比較して決して劣るところはない。今作はギターの比重が少々高め。★