音楽むすび | 制作・出演 : ポール・ロジャース

バッド・カンパニーやフリーのヴォーカルとして知られるポール・ロジャースのベスト・アルバム。「キャント・ゲット・イナフ」や「オール・ライト・ナウ」など、両バンドのヒット曲を余すことなく収録。ポールの初期のキャリアを体験できる一枚だ。

オリジナル・ラインナップでのバッド・カンパニー再結成ツアーを経て、3年ぶりの登場となったソロ・アルバム。全曲オリジナルながら、良い意味でカヴァー集を思わせる高水準で愛着感のあるブルース・ロック作品。女性コーラスの導入といった試みも。

95年7月のドイツ公演で収録されたライヴ盤。またもやブルース名曲集かと思ったら、フリー〜バッド・カンパニー時代の代表曲を中心に自身のキャリアを総括した回顧モードのアンソロジー仕様。やや後ろ向きではあるが、こんなスタンスのひとがいてもいい。

フリー、バッド・カンパニーでなを馳せたポール・ロジャーズのアルバム『NOW』からバラードをシングル・カット。未だに若々しい歌声が耳に優しく届く。渋いアコ・ギター・ナンバー、王道タフ・ロックに加え、国内盤のみ表題曲の日本公演ヴァージョンも収録。

ギタリストのジェフ・ホワイトホーンを始め、前年の来日公演と同じメンバーによる、アナログ24トラック・レコーダーを使ってライヴ録音された97年のアルバム。シャープなギター・サウンドをバックに、聴かせる脂の乗ったパワフルな歌が圧巻。

期待のニュー・アルバム『ナウ』に先駆けてリリースされたシングル。ここ10年ほどジョイントやブルース・カヴァー、ライヴなどの活動が多かったポールだけに、「これだよ! これを待っていたんだよ」と思わず叫びたくなる。彼らしさが随所に出た新曲だ。