制作・出演 : マイルス・デイヴィス
発売元
日本コロムビア株式会社サンフランシスコでの『ブラック・ビューティ』と対をなすNY“フィルモア・イースト”でのライヴ盤。豪華ツイン・キーボードとマイルスのブローイングなどが聴きどころ。本作からジャレットがバンドに参加。
人気盤『ジャック・ジョンソン』録音の3日後のライヴ盤。“フィルモア・ウェスト”でのステージで、マイルスは当初大会場でのライヴを嫌ったが、これを機にロック系を含む多くの若者の人気を博すことになった。
1970年4月録音の人気アルバム。ロックやファンク、R&Bの要素を取り込み、ジミ・ヘンやスライなどの影響を感じさせる作品。マイルスが「ギターとベースを聴いてくれ」と語ったようにロック色が濃い。
1974年発表の未発表音源集的アルバム。ゆえに多彩なアーティストが参加している点が魅力。ショーン・コネリー主演映画『小説家を見つけたら』で使用された「リコレクションズ」や「ロンリー・ファイア」などを収録。
マイルス初のゴールド・ディスクとなった1969年録音の名盤。ロックや電子楽器、ポリリズムなどを採り入れたことでその後のフュージョン・ジャズを導いた彼の最高傑作のひとつ。20世紀の音楽史に残る革命的作品。
制作・出演
ウェイン・ショーター / ジョン・マクラフリン / ジョー・ザヴィヌル / チック・コリア / デイヴ・ホランド / トニー・ウィリアムス / ハービー・ハンコック / マイルス・デイヴィス名盤『ビッチェズ・ブリュー』の半年前に録音されたアルバム。ショーターからハービー、チック・コリアなど、その後のエレクトリック・ジャズ〜フュージョンをリードするメンツが顔を揃えた充実の1枚。
1967〜68年の間に録音された未発表音源をまとめたアルバム。『マイルス・イン・ザ・スカイ』からはじまった電化サウンドが特徴。(2)はショーターの名盤『スーパー・ノヴァ』のヴァージョンと比較すると面白い。
黄金クインテットが複雑なリズムやエレクトリック・サウンド、ロックの要素などを取り入れ始めたアルバム。デビュー間もないジョージ・ベンソンが(2)で参加するなど、70年代フュージョンへの先駆けとなった作品。
ショーター在籍時の黄金クインテットによる4部作の完結編的アルバム。『ソーサラー』同様、マイルスのオリジナル曲はなく、ショーターのカラーが強く出た1枚。このメンツならではの緊張感ある演奏が魅力。
ハービーがマイルスに付けた魔術師の意のニックネームを冠にした作品。マイルスの楽曲がないことやヴォーカルを迎えた1962年録音の「ナッシング・ライク・ユー」など、比較的珍しい内容の1枚。ギルのアレンジとショーターの存在感が大きい。
60年代のマイルス・サウンドの基本として位置づけられる、クインテットのスタジオ作品2作目。名曲「フットプリンツ」「フリーダム・ジャズ・ダンス」などを含み、アルバム収録曲以外に完奏が存在しない、完璧なまでの完成度を誇る1枚。
黄金クインテットのほか、チック・コリアとデイヴ・ホーランドの参加も嬉しい初期エレクトリック・マイルスの1枚。前後の作品に比べるとまとまりに欠けると言われるが、その分、各メンバーの成長過程を垣間見ることができる。
1964年2月に行なわれたNYのフィルハーモニック・ホールでのライヴ盤。同じステージを収録した『フォア&モア』が“動”、本作が“静”と言われるように、落ち着いたナンバーを中心に収録。人気の高いライヴ盤のひとつ。
60年代のマイルス、スタジオ4部作の1番目にあたり、共演者の創造性あふれる音がマイルスを引き立たせた名盤。アブストラクトな雰囲気の演奏から、ジャズからの脱皮への模索すら感じさせる。
1964年9月のベルリンでのライヴを収めたアルバム。ジョージ・コールマンとサム・リヴァースを経てついにショーターが参加した黄金クインテットによる名演。彼が参加することでバンドにダイナミズムが生まれた。