制作・出演 : マズア
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ロマンス第1番・第2番ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ロマンス第1番・第2番
ヴァイオリン協奏曲は、カラヤンとの録音以来23年ぶりの再録音となったもの。貫禄をつけ、マズア、ニューヨーク・フィルを控えさせて、自己のベートーヴェン観を全面に押し出しての堂々たる演奏となっている。
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ/グリーチャイコフスキー:弦楽セレナーデ/グリー
1,000円の廉価盤だか、これはお買い得。ロシア・北欧の作品を収めたアルバムだが、チャイコの冒頭からあふれ出してくるクリーンで透明なサウンドにニッコリ。ともすれば、トロトロのセンチメンタルになってしまうこの曲が、すばらしく格調が高く美しい。
メンデルスゾーン序曲集メンデルスゾーン序曲集
メンデルスゾーンゆかりのオーケストラ、マズアとゲヴァントハウスによる序曲集。(3)が珍しい。これは作曲者17歳の時のもので、死後出版された。演奏は、現在のマズアであればもう少し深い響きと老巧な表現が可能だと思うが、ここでの若々しさも捨て難い。
ガーシュイン:'ポーギーとベス'組曲ガーシュイン:'ポーギーとベス'組曲
東ドイツのオーケストラによるガーシュウィンというところが何ともおもしろい。先入観を抜きにして素直に聴いても、(3)でのモノ・トーンでくすんだ響き、わざとそれらしさを出そうとした遅れ気味のリズムなど、やはりドイツの演奏になっている。異色作である。
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