制作・出演 : マリリン・スコット
いつもさよならをいつもさよならを
マリリンは西海岸で活動するポップス系シンガーだが、ニューヨーク初録音の本作は、サイラス・チェスナットやケン・ペプロフスキーらと共演した正統派のジャズ・ヴォーカル作品。しっとりとした味わいが魅力。「キャラバン」ではアップ・テンポの熱唱を披露する。
ナイトキャップナイトキャップ
フックの効いた独特の節回しに魅力があるシンガーの初のスタンダード集。リズムに凝った現代的解釈のアレンジが心地よい(5)を典型に、プロデューサー、ジョージ・デュークの貢献大。(1)ではパトリース・ラッシェンが、彼女らしい繊細かつ美しいキーボードを聴かせる。★
ドリームズ・オブ・トゥモロウドリームズ・オブ・トゥモロウ
ブルー・アイド・ソウル・シンガー、マリリン・スコットのデビュー作初CD化。タワー・オブ・パワーのホーン・セクションをはじめとするLAのミュージシャンたちによる演奏はソリッドでタイト。チャカ・カーン&ルーファスと双璧をなすサウンド。
ライク・ミー・ウィズ・ユーライク・ミー・ウィズ・ユー
これまでにもソロとしての実績を残しているが、この人の場合、どうしてもAOR界の名脇役といった印象が強い。それが、イエロージャケッツからドリ・カイミまで多彩な顔ぶれに囲まれての本作では、落ち着いた風情で、見事に主役を演じている。
PREV1NEXT