制作・出演 : ミック・ジャガー
移籍第1弾アルバムを日本先行発売。レニー・クラヴィッツ、ミッシー・エリオット、ボノ、ピート・タウンゼンドほか豪華なゲスト陣も話題で、早くもミックの大傑作ソロとのウワサが。
シックのナイル・ロジャースとマテリアルのビル・ラズウェルをプロデューサーに迎えたミック・ジャガーのソロ・アルバム。彼らしいストレートなロックン・ロール・アルバムに仕上がっている。
ユーリズミックスのデイヴ・スチュワートらをプロデューサーに迎えて制作された2ndソロ・アルバム。ジェフ・ベックがリード・ギターを弾くなど、ソロならではのサウンドを聴かせる1987年作品。
1993年にリリースされたミック・ジャガーのソロ・アルバム。レニー・クラヴィッツなどの豪華なメンバーが参加し、70年代のローリング・ストーンズ・サウンドを感じさせるようなロック・アルバムに仕上がっている。
ストーンズ色なしのミックのアルバムは、明らかにヒットを狙っている。なにしろシックのナイル・ロジャースとマテリアルのビル・ラズウェルという両巨頭をプロデューサーに据え、力んだロックン・ロールをやっているのだ。バックは当然豪華な初ソロ。
ミックはミック、なんだけどね。ソロやる時のミック・ジャガーって、1人だからこそかえってストーンズの呪縛に捉われちゃうきらいがあるみたい。芸能界的な華やかさが際立っていた前作に比べて、ロックンロールが隠し芸に思えちゃうジレンマも。
アルバム『ワンダーリング・スピリット』からの(1)と(2)に、ゲイリー・ムーア・バンドをバックにした92年6月のライヴ録音(3)、「ミス・ユー」の続篇みたいな「スウィート・シング」のファンキー・ギター・エディット(4)を収録した4曲入りCD。
過去2作のソロ・アルバムと比べて、93年リリースの本作は限りなくストーンズに近い。(1)(2)なんてまんまストーンズだ(厳密に言えば70年代のストーンズ)。レニー・クラヴィッツ参加曲にも本作の制作意図が明確に表われている。ともかくギミックなしのミックがやはり最高だ。