制作・出演 : ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
カラヤン指揮によるR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」をHQCD化。滑らかでスムーズなオーケストラに、たくましく奔放なロストロポーヴィッチの演奏が、壮大なスケールとダイナミズムを一層際立たせている。
1977年録音のロストロポーヴィッチによるドヴォルザーク、サン=サーンスのチェロ協奏曲をHQCD化。ノスタルジックな旋律の巧みさなど、傑出した演奏を堪能することができる。
ロストロポーヴィチ30代半ば、リヒテル40代半ばの西側デビューして間もない頃の、名盤として名高い録音だ。第1回レコード・アカデミー賞受賞作で、豪快さと繊細さをあわせもった名演である。
ソ連を追われアメリカに定住した翌年に一気に録音したチャイコフスキー交響曲全集からの一枚。“指揮者ロストロポーヴィチ”の魅力が凝縮されたような、ダイナミックで濃密な表現にあふれている。
アメリカに移住した翌年の演奏で、故郷への想いと相俟ってか、チャイコフスキーは強い感情移入を感じさせる。ロンドン・フィルもそれをよく感受し、ロストロポーヴィチの思いの丈を表出させた劇的な演奏を繰り広げている。
20世紀を代表するチェリストとイギリスを代表する作曲家が共演した貴重な記録。ロストロポーヴィチの豊かなスケール感のある音色やブリテンの的確なピアノなど、非の打ちどころのない名盤といえる質の高い一枚だ。
満腹感一杯の2枚組。第7番は作品の質として問題はあるが、貴重な音源なので一度は聴く価値がある。一方、ロストロポーヴィチの指揮は明快で剛直な「悲愴」に続き、オーケストラがノリノリの小品がこれでもかと続く。会場の盛り上がりも直に伝わってくる。
当時13歳だったハンナ・チャンのデビュー・アルバム。彼女の最大の理解者だったロストロポーヴィチによる万全のサポートの下、伸び伸びと演奏している。ハンナ・チャンの大物ぶりが実感できる一枚といえる。
心あたたまるチェロの名曲を集めたコンピ盤。映画『おくりびと』で流れた静かなアンサンブルなどで話題にもなり、その温かさや質感に和みと癒しを感じている人も増えている。デュ・プレらの超豪華なチェリストによる演奏だ。
ロストロポーヴィチが指揮活動を始めた、比較的初期の代表的録音。濃密な表現で彩られた「シェエラザード」で、評価が分かれるも、ロストロポーヴィチの特徴が明確に表われた、強烈な印象の演奏だ。