制作・出演 : ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
ピアノに重点が置かれてはいるが、情熱的で激しい感情の吐露がチェロで表現されているショパンのソナタ。作曲者自身が「貴婦人向きの華やかなサロン音楽」と評した《序奏と華麗なるポロネーズ》。ピアノの詩人としてあまりにも有名なショパンは、極めて少数ですが室内楽のための作品も残しました。ロストロポーヴィチのチェロとアルゲリッチのピアノが詩的な世界を美しく歌い上げています。シューマンの《アダージョとアレグロ》を併録。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
制作・出演
カラヤンセル / クリーヴランド管弦楽団 / スヴャトスラフ・リヒテル / ダヴィッド・オイストラフ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ムスティスラフ・ロストロポーヴィチカラヤン指揮によるR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」をHQCD化。滑らかでスムーズなオーケストラに、たくましく奔放なロストロポーヴィッチの演奏が、壮大なスケールとダイナミズムを一層際立たせている。
1977年録音のロストロポーヴィッチによるドヴォルザーク、サン=サーンスのチェロ協奏曲をHQCD化。ノスタルジックな旋律の巧みさなど、傑出した演奏を堪能することができる。
ロストロポーヴィチ30代半ば、リヒテル40代半ばの西側デビューして間もない頃の、名盤として名高い録音だ。第1回レコード・アカデミー賞受賞作で、豪快さと繊細さをあわせもった名演である。
ソ連を追われアメリカに定住した翌年に一気に録音したチャイコフスキー交響曲全集からの一枚。“指揮者ロストロポーヴィチ”の魅力が凝縮されたような、ダイナミックで濃密な表現にあふれている。
アメリカに移住した翌年の演奏で、故郷への想いと相俟ってか、チャイコフスキーは強い感情移入を感じさせる。ロンドン・フィルもそれをよく感受し、ロストロポーヴィチの思いの丈を表出させた劇的な演奏を繰り広げている。
20世紀を代表するチェリストとイギリスを代表する作曲家が共演した貴重な記録。ロストロポーヴィチの豊かなスケール感のある音色やブリテンの的確なピアノなど、非の打ちどころのない名盤といえる質の高い一枚だ。