制作・出演 : ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
ロストロ氏が未だ並外れたヴィルトゥオーゾであることを再確認できるCD。諧謔味と抒情性がない混ぜになった両作品の屈折した魅力を「ロシア」に依拠することなく的確に据えてサスガである。小沢の「無国籍」性も寄与するところ大。聴き応えの1枚。
ソング オブ ソングスソング オブ ソングス
クナイフェルは旧ソ連反体制作曲家の大物のひとり。ケージ、フェルドマンなどの影響もあり、長めでゆっくりで静かな音楽を書きたがる。当CDの曲は、合唱の柔和な祈りの歌とチェロのかそけき独奏が交錯しつつ、しみじみ1時間続く。まあ、癒し系の音楽。