制作・出演 : ムソルグスキー
デンオン・レーベルの録音から、90年代にリリースされた2本のメイン・マイクのみで録られた高音質録音を高品質HQCD化したシリーズ。「展覧会の絵」を筆頭とした、アファナシエフ渾身のムソルグスキー作品集。91年の録音だ。
1940年代後半、この稀代の豪腕ピアニストのいわば奔放飛ぶ鳥落とす時期に残された私蔵ライヴ録音の初お目見え。所は縁深いカーネギー・ホール。古いファンにはそそって止まぬ発掘ものであろう。演目は名だたる難曲ばかり。しかも、多くは“ホロヴィッツ編”、自ら手を入れてさらに難度を増してある。かくて、甦った音はまさに正真ホロヴィッツの音。切っ先鋭く楽器をきらめかせ、ここぞの見せ場では轟然とたたみ掛けて耳を響きで埋め尽くす。その有無を言わさぬ音の快。そこに漂う無縫の抒情。今は昔。殿堂の音の姿だ。
制作・出演
AnnaReider / EricBates / KathrynWoolley / RebeccaCulnan / SylviaSamis / シンシナティ交響楽団 / ティモシー・リース / パーヴォ・ヤルヴィ / ムソルグスキー「はげ山」はおどろおどろしさは控えめですっきり仕上げている。「展覧会」も豪華な響きを追求するというよりも、原点に立ち返ってスコアに書かれた音を忠実に再現しようとるす真摯さが感じられる。最後に「モスクワ河」が入っているのも気が利いている。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
タイトルどおり、耳に残る美しいメロディや口ずさみたくなるリズムに彩られた楽曲を厳選したクラシック・コンピレーション。一流の演奏家を揃えた、贅沢な4枚組となっている。
「展覧会の絵」は、フェドセーエフ3度目の録音。スラヴ的な濃厚な情感が色濃く渦巻いているフェドセーエフらしい演奏だ。ほかに、ロシアの現代作曲家、ボリス・チャイコフスキーの楽曲を収めている。
ユニークな解説で人気の、作曲家・青島広志による丁寧な解説が付いたクラシック入門アルバム。第9弾となる本作では、クラシックの醍醐味であるオーケストラの魅力を徹底分析する。
2007年のジルヴェスターコンサート。「展覧会の絵」は、ソロ楽器の見事さはいうまでもないが、全体としては手作りの温かさが感じられる。絵の中のキャラクターが動き出すような生命感に満ちている。ボロディンの第2番も躍動的で引き締まった演奏。
最高の音で楽しむために!
独創的なサウンド感覚を持ったロシアのムソルグスキーの名作2曲を収録。「展覧会の絵」は、ラヴェルが絢爛豪華な管弦楽曲に編曲したもの。一方「禿山の一夜」は、野趣あふれる原典版で楽しめる。
「展覧会の絵」は有名なライヴ録音で、自身のテクニックを最大限に活かしきったホロヴィッツ版での凄まじい演奏。チャイコフスキーは、岳父トスカニーニとの歴史的な録音。天才にしかなしえない名演だ。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。完璧な編曲と大胆な演奏でギターに新たな地平を開拓。今聴いてもその表現意欲に圧倒される。
冨田勲のシンセサイザー第2作。第1作同様、日本はもとより、アメリカでもビルボードやキャッシュボックスで1位を獲得するなど、大きな話題をさらった。優れたアレンジとダイナミズムが聴きもの。
ラヴェルによるオーケストラ編曲版と、オリジナルのピアノ版とを聴き比べられるアルバム。アバドがBPOを駆使して目くるめく世界を描き出し、ウゴルスキのピアノもまたダイナミックで雄弁な演奏を繰り広げている。