制作・出演 : メンデルスゾーン
メンデルスゾーンが、スコットランドで着想を得て書いた作品2曲をカップリング。高い完成度を持った端正な第3番、ワーグナーが第一級の風景画家と称した「フィンガルの洞窟」、ともに傑作である。
ゲーテの勧めでイタリアを訪れた時の印象を交響曲にまとめた「イタリア」と、シェイクスピアの劇のための音楽で、結婚行進曲が有名な「真夏の夜の夢」のカップリング。「イタリア」の完成度の高さはとりわけ素晴らしい。
ドイツ・ロマン派の2大抒情派ヴァイオリン協奏曲。ブルッフはメンデルスゾーンに影響を受けて書いたという。ともに流れるような甘美なメロディが充溢し、ヴァイオリンの持つ歌謡性を最大限に活かしている。
久しぶりに録音された全曲集ということで、注目されたアルバム。メンデルスゾーンの歌謡性と、清新なロマンティシズムに満ちていて、各曲ごとの性格分けも明確。豊かな表情をたたえた演奏を聴かせてくれる。
制作・出演
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 / コル・イスラエル交響楽団 / スターン / テル・アヴィヴ・フィルハーモニー合唱団 / ネタニア・ダヴラツ / バーンスタイン / メンデルスゾーン / ヨセフ・フリードランド67年の第三次中東戦争のあと、東エルサレムがイスラエル側に統合されたのを記念してスコープス山の野外劇場で行なわれた演奏会のライヴ録音。マーラーの「復活」第5楽章がヘブライ語で歌われている。愛国的なイベントでの熱のこもった演奏だ。
51、2歳のときのアバドが、ロンドン響の音楽監督になる前後の頃の録音。颯爽とした胸のすくような演奏に円熟味も加わり、メンデルスゾーンの清新なロマンティシズムがストレートに伝わってくる。
発売元
日本コロムビア株式会社クラシックに親しむ女性のためのコンピレーション・アルバム。思い出のウェディングを彩る効果的なBGMとして欠かせないクラシック。その中でも愛や結婚にちなんだ曲や、実際に式での使用頻度の高い楽曲がセレクトされている。
メンデルスゾーン所縁のオーケストラを振っての序曲集。「トランペット」は17歳のときの作品で、死後出版されたもの。マズアの張りのある曲作りが、メンデルスゾーンの清新なロマンティシズムをよく表わしている。
発売元
キングレコード株式会社チェコ出身でドレスデン・フィルやベルリン響の首席指揮者を長く務め、ドイツものを得意としたヘルビッヒによるメンデルスゾーンを収録。本作では、オーソドックスながら鋭く味わいのある指揮で、メルヘンの世界を表現している。
1950年代のショルティの演奏。まだ40代。盛んに歌劇の指揮者を務めていた時代の演奏である。熱っぽい表現だがどこか覚めたところもある。緻密な構成感が感じられる。そこにショルティの秘訣がある。颯爽としたイスラエル・フィルとの「イタリア」が鮮烈。