制作・出演 : メンデルスゾーン
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」/第3番「スコットランド」他メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」/第3番「スコットランド」他
通称「スコッチ」と呼ばれる第3番だが、ここでのレニーの演奏はどちらかというと濃厚な古酒(むろん日本酒の)の味わい。感情過多傾向が強いので趣味は分かれそうだ。「イタリア」は切れのいいリズムが炸裂する大熱演。ただ当時のニューヨークpo.の木管は荒削り。
スターン・エディション13 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番&第2番スターン・エディション13 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番&第2番
いささかテンションの強い太めの音で、グイグイ進むスターンとローズ。クルクル廻る指とパワーにモノを言わせて、バリバリ弾きまくるイストミン。そんな3人が、「イイとこのお嬢さん」ふうメンデルスゾーンをバッタバッタとなぎ倒す。おおコワ。
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーンはスターン30代後半、ドヴォルザークは40代半ばの演奏で、あらためてその水準の高さに驚かされる。オーマンディのさりげない名人芸(無理のない緩急、間など)が流麗なソロを支え、こちらも興味が尽きない。究極のスタンダードと言える。