制作・出演 : ユリア・フィッシャー
パガニーニ:24のカプリースパガニーニ:24のカプリース
はじける若さとでも言ったら良いのか、音を出した瞬間に鮮烈な音がポーンと飛び出してくるよう。自由自在に動き回り、難所もまったくのポーカーフェースで通り過ぎる。それでいてほんのりと甘い空気や色っぽい音色をさりげなく振りまいてくれる。なかなかの逸材。
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
フィッシャーのデッカ移籍第1弾で、弾き振り。以前の録音では適度にロマンティックな表情をちりばめていた彼女だが、そうした過去と決別するかのようにすっきりと現代的なバッハを描いている。最近のハーンよりもいっそう辛口かもしれない。音質も最上級。
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