制作・出演 : リスト
村上春樹氏の新刊タイトルにも使われた、話題の本に登場する隠れたクラシック名曲がベストセラーに!! 村上春樹氏の新刊『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。 「巡礼の年」は、リストのピアノ大曲のタイトルと同じだということは、クラシックに詳しい人ならピンとくるでしょう。 果たして小説の中にはその曲は登場しました。しかも重要なシーンで印象的に何度も登場するのです。 小説の中でこの曲を聴いているシーン設定されているのは、ラザール・ベルマンとアルフレッド・ブレンデルの演奏です。 この〈巡礼の年〉はいわば、この本のBGM…という安っぽい言葉だと怒られると思いますが、実際読み進んでいくと、 どうしてもベルマンとブレンデルが弾いたピアノ曲を聴いてみたくなります。 小説の中にどっぷり浸りたいなら、手元にこの音楽を用意してから紐解くことをお薦めします。
交響詩の創始者として標題音楽の発展に重要な足跡を残した作曲家、リストの管弦楽作品集です。詩人ラマルティーヌの「人生を死への一連の前奏曲とみなす」という序文が付された《前奏曲》、ハンガリーの民族舞曲に基づく《ハンガリー狂詩曲》の管弦楽編曲版3曲と《メフィスト・ワルツ》を収録。広く親しまれた名曲を最高の演奏でレコード化することに情熱を傾け続けたカラヤンの姿勢は、このアルバムにも端的に示されています。
第3楽章でトライアングルが効果的に用いられるために「トライアングル協奏曲」とも呼ばれる第1番。緻密で抒情的な傾向の強い、交響詩のような作風を示す第2番。いずれも全曲が切れ目なく続けて演奏される、リストの2曲のピアノ協奏曲を収録したアルバムです。ロマン派の作品をレパートリーの中心に据えて演奏活動を続け、極めて高い評価を受けているヴァーシャーリによる、高度なテクニックを存分に発揮した演奏です。
最高の音で楽しむために!