制作・出演 : リトル・フィート
変わり者か天才か。伝説のギタリスト、ローウェル・ジョージ率いるリトル・フィートの1975年発表の5作目。よりタイトな、よりファンキーなサウンドを完成させた名盤。
1970年代アメリカン・ロック・シーンの代表バンド、リトル・フィートが78年に発表した名ライヴ盤に、レア音源を満載したディスクを追加した2枚組。まさにファン垂涎のアイテムだ。
1969年、ローウェル・ジョージを中心に結成されたロック・バンド、リトル・フィートのコンプリート・ベスト・アルバム。初期代表作品はもちろん、88年の再結成以後の音源も収録。心地良いロック・ナンバーが満載だ。
アナログ盤オリジナルより2曲少ないCDが長年出回っていたから、この完全復刻(しかもボーナスつき)はうれしい。ローウェル・ジョージ在籍時、バンドのピークを記録した2枚組でもある。人工美とドライヴ感との同居が、LA出身のグループならでは。★
R&B、サザン・ロック、ジャズ、ファンクなどの要素をとりいれリトル・フィート流にアレンジした小粋なロックンロールは渋い玄人好みの音づくりでまさに大人の為のロック! 乞うご期待。
変わり者か天才か。伝説のギタリスト、ローウェル・ジョージ率いるリトル・フィートの75年発表の5作目。よりタイトに、よりファンキーにサウンドを完成させた名盤。
ライ・クーダーがゲストで遊んでる「ファースト」は本当にファースト。「ラスト」はうそのラスト。それから「ウェイティング…」はこのグレート・アメリカン“ひねくれ”バンドの超弩級傑作ライブ。このライブの2曲がCDでは「ラスト…」にお引っ越ししてる。なかなか忙しい。どっかのくそバンドみたいに全人的になろうとしなかったところがこのバンドのよさだ。
'70年代ロサンジェルス最高のグループ。とくに『セイリング・シューズ』と『ディキシー・チキン』は、自覚的なロック・ファンは避けて通るわけにはいかない。カントリーとR&Bの影響をうまく生かした、タフでしかもしなやかなロックだ。一曲一曲がとても充実している。
3年ぶりの新作で、豪快なウネりの中に緻密なアレンジを聴かせる往年のフィートらしさを持つ曲がある反面、このバンドで演奏する必然性が感じられない曲があるのも事実。ニューオーリンズのリズムを下敷きにした7分を超える大作(13)が一番の聴きモノ。