制作・出演 : レイ・ケネディ
2010年はショパン生誕200年で多くの記念作品が出ているが、これはジャズからの一枚。クラシックのジャズ化ではもはや第一人者のレイ・ケネディの作品。深津純子(fl)が9曲で起用され、よりメロディに寛ぎや親しみやすさが増している。タイトルに“癒し”、なるほど成功しているなーと思う。
モーツァルトをジャズで演奏して以来、クラシックをジャズにアレンジした作品を発表し続けているレイ・ケネディ。今作はそのベスト盤。日本人なら誰でも耳馴染みのある名曲ばかりを、軽妙に楽しく、原曲の持ち味を損なわずにジャズ化している。
これぞベートーヴェンという素材でジャズ。どちらのファンをもマジかよと言わしめそうな合体企画だが、旋律、和声、リズムを巧みに変容させ、原曲の固さ重さを取り除いて、たとえばラテンノリの運命、ニヤリされど別もののエンタテインメントに仕立て上げている。
人気ヴォーカリスト/ギタリストのジョン・ピザレリがビッグバンドを従えて録音したビートルズ・ナンバー集。ドン・セベスキーの秀逸なアレンジによる、スウィンギーで粋なビートル・ジャズ・サウンドが楽しめる。
40歳を超えて円熟味も備えてきたジョン・ピザレリ。歌とギターで聴かせるエンタテインメント性は、古き佳きジャズを現代に伝えてくれる。時折スキャットも織り交ぜる楽しいヴォーカル・スタイルに必ず付随するスウィンギーなギター・ソロも魅力。
制作・出演
PaulinhoBraga / ジョン・ピザレリ / セザール・カマルゴ・マリアーノ / ダニエル・ジョビン / ドン・セベスキー / ハリー・アレン / マーティン・ピザレリ / レイ・ケネディ最高の音で楽しむために!
元KGBのヴォーカリスト、レイ・ケネディが、プロデューサーにデヴィッド・フォスターを、バックにはTOTOの面々を迎え制作したアルバム。クールなジャケットも印象的なロマンティック名盤。
スウィンギーなヴォーカルとギター・プレイで人気の高いジョン・ピザレリのテラーク第2弾作品。彼の持ち味が余すところなく発揮された極上のラブ・ソング集となっている。