制作・出演 : ラリー・ゴールディングス
カレンシー・オブ・マン〜出逢いの記憶〜カレンシー・オブ・マン〜出逢いの記憶〜
生死をさまようような交通事故から復活しデビューを果たした“奇跡のシンガー”メロディ・ガルドーの最新作。 全米ジャズ・アルバム・チャート1位を記録した前作『アブセンス』は初となるセルフ・プロデュース作。 今作では大ヒット作『夜と朝の間で』『マイ・オンリー・スリル』を手掛けた巨匠プロデューサー、ラリー・クラインが再びプロデュース! ボサ・ノヴァ〜ラテンへと傾いた内容の前作から、またジャジー・ポップ路線へと回帰した内容ですが、ロックやソウル、ダンス・ミュージックなど、 様々な要素も取り入れ、よりキャッチーな内容に仕上がっています。
夢風景夢風景
マイケル・ブレッカー・バンドでも活躍した精鋭ベーシストの優れた音楽性、創造性が見事に発揮された作品。曲によって用いられるストリングスも効果的で、曲それぞれに豊かな空間的奥行きがあり、クリス固有の“時間”の感興を写し描いたかのような音の風景が広がっていく。詩情を湛えたトリオ演奏も秀逸。★
キャニオン・コーヴキャニオン・コーヴ
中村照夫プロデュースによる2009年12月録音。オルガンのラリー・ゴールディングス、ドラムスのピーター・アースキンと組んだユニークなトリオ演奏。「ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ」以外はすべてミンツァーのオリジナル。以前ビッグバンドで録音した曲も3曲再演。アーシーな感覚はもちろんだが、それに加え小気味のよさが光る。
オセアーナオセアーナ
情感豊かなトランペットが涼しげなサウンドをバックに際立つ初の米西海岸録音作。バラードが中心で、哀切に満ちた(4)や端正な佇まいの(8)は格別の味わい。カーラ・ブルーニが気だるく表現する(3)など、歌モノもいい。自身が歌う(9)はチェット・ベイカーを思わせる。★