制作・出演 : ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ドヴォルザーク:交響曲第7&8番ドヴォルザーク:交響曲第7&8番
2003年発売のウィーン・フィルを振っての「わが祖国」に通ずるチェコ音楽へのコミットメントの出発点であり、ボヘミアの血筋を引くというアーノンクールの心象風景の具現化でもある名盤。チェコ・フィルをしのぐ“アク”の強さを自然にオケから引き出した。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲&二重協奏曲ブラームス:ヴァイオリン協奏曲&二重協奏曲
古楽の成果を取り入れたアーノンクールの新鮮な解釈が光るブラームス。それに応えるクレーメルも素晴らしい。とくにハーゲン弦楽四重奏団のクレメンス・ハーゲンを迎えての二重協奏曲は非常に室内楽的で示唆に富む。これこそがこの作品の本来の姿だろう。