制作・出演 : ロジャー・ノリントン
EMI CLASSICS 決定盤 1300 238::モーツァルト:レクイエムEMI CLASSICS 決定盤 1300 238::モーツァルト:レクイエム
ジュスマイアー版とは、その構成が異なる、ダンカン・ドルースが補筆した、独自の版を使用しているのが、大きな特徴。劇的で重々しいレクイエムでなく、美しく澄んだ響きを紡ぎ出した演奏となっている。
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」 交響曲第4番「イタリア」メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」 交響曲第4番「イタリア」
リリースごとに、その過激な解釈が話題を呼ぶノリントンが、古典的佇まいを持ったロマン派の名曲、メンデルスゾーンの有名交響曲に挑んだ。速めのテンポと、タイトな響き、歯切れの良いリズムが冴え渡る。
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲/協奏曲第1番・第2番/フルートとオーケストラのためのアンダンテモーツァルト:フルートとハープのための協奏曲/協奏曲第1番・第2番/フルートとオーケストラのためのアンダンテ
クロスオーヴァー・アーティストのイメージが強かったグリミネッリの、本格的なクラシック・アルバム。伸びやかによく歌い、歯切れもいい。ヴィブラートは控えめで、テンポの速さと相まって、ロマンティシズムが抑えられているのは、バックがノリントンだからだろう。
EMI CLASSICS 決定盤 1300 1::モーツァルト:交響曲 第38番「プラハ」、第39番、第40番、第41番「ジュピター」EMI CLASSICS 決定盤 1300 1::モーツァルト:交響曲 第38番「プラハ」、第39番、第40番、第41番「ジュピター」
オリジナル楽器を使って、当時の演奏様式を再現することが目的だった時代は終わった。いまはそれを踏まえた上で、多種多様な表現を追求することに変化してきた。ノリントンはその筆頭に挙げられる存在。モーツァルトの音楽が、いつになく饒舌だ。
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのための協奏曲/ピアノ協奏曲第16番&ヴァイオリン・ソナタ第35番モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのための協奏曲/ピアノ協奏曲第16番&ヴァイオリン・ソナタ第35番
目玉のはずの二重協奏曲(ウィルビーの補完による)では、ホープが首尾一貫しないために中途半端に終わっている印象。むしろピアノ協奏曲の方がソリストとノリントン率いる伴奏との取り合わせの妙を味わえる。ナウアーの繊細でソフトな音色が絶品だ。
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」