制作・出演 : 中村紘子
日本を代表するピアニストとして57年の長きにわたり活躍し、 輝かしい功績を残してきた中村紘子が去る7月26日に永眠(享年72歳)。 本作は、最後のコンチェルト演奏となった東京交響楽団とのコンサート録音を収め、 追悼盤として急遽発売する中村紘子の遺作アルバム。 <収録内容> 01.モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調(第1〜3楽章) 飯森範親指揮 東京交響楽団 (2016.4.30 ミューザ川崎でのコンサートより) 02.同上 (2016.5.4 八王子オリンパスホールでのコンサートより)
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、ギュンター・ピヒラー指揮、中村紘子(ピアノ)、オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏による、 ショパンのピアノ協奏曲第2番、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫をライヴ収録したアルバム(2003年3月録音)。 <収録内容> 1. ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21 第1楽章:Maestoso 2. ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21 第2楽章:Larghetto 3. ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21 第3楽章:Allegro vivace 4. ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73≪皇帝≫ 第1楽章:Allegro 5. ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73≪皇帝≫ 第2楽章:Adagio un poco mosso 6. ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73≪皇帝≫ 第3楽章:Rondo:Allegro
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、中村紘子(ピアノ)の演奏による、 モーツァルトの≪トルコ行進曲≫を含むピアノ・ソナタ集(2006年8月録音)。 <収録内容> 1. ピアノ・ソナタ第18番 (旧第17番) ニ長調 K.576 第1楽章:Allegro 2. ピアノ・ソナタ第18番 (旧第17番) ニ長調 K.576 第2楽章:Adagio 3. ピアノ・ソナタ第18番 (旧第17番) ニ長調 K.576 第3楽章:Allegretto 4. ピアノ・ソナタ第9番 (旧第8番) イ短調 K.310 第1楽章:Allegro maestoso 5. ピアノ・ソナタ第9番 (旧第8番) イ短調 K.310 第2楽章:Andante cantabile con espressione 6. ピアノ・ソナタ第9番 (旧第8番) イ短調 K.310 第3楽章:Presto 7. ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331 ≪トルコ行進曲付き≫ 第1楽章:Andante grazioso 8. ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331 ≪トルコ行進曲付き≫ 第2楽章:Menuetto 9. ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331 ≪トルコ行進曲付き≫ 第3楽章:Alla Turca.Allegretto
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、中村紘子(ピアノ)の演奏による、 バッハ、ベートーヴェン、ショパンの楽曲を多数収録したリサイタル作品集(2004年7月録音)。 <収録内容> 01. パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825 第1楽章:Praeludium 02. パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825 第2楽章:Allemande 03. パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825 第3楽章:Corrente 04. パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825 第4楽章:Sarabande 05. パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825 第5楽章:Menuet I,Menuet II 06. パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825 第6楽章:Gigue 07. ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 作品31-2 ≪テンペスト≫ 第1楽章:Largo-Allegro 08. ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 作品31-2 ≪テンペスト≫ 第2楽章:Adagio 09. ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 作品31-2 ≪テンペスト≫ 第3楽章:Allegretto 10. ワルツ第1番 変ホ長調 作品18 ≪華麗なる大円舞曲≫ 11. ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1 ≪小犬のワルツ≫ 12. 夜想曲第20番 嬰ハ短調 (遺作) 13. ≪12の練習曲≫より 第3番 ホ長調 作品10-3 ≪別れの曲≫ 14. バラード第1番 ト短調 作品23 15. 子守歌 作品16-1 16. プーランクへのオマージュ
デビュー50周年を迎えた中村紘子が演奏するショパンのエッセンス。どの曲もきわめて個性的で、守りに入った演奏はどこにもない。おそらく彼女にとって完成形というものは存在しないのだろう。常に進化し変容し続けること……そうした演奏家魂が込められたショパンに凄味さえ感じさせられる。
ショパン生誕200年記念企画アルバム。ショパンの名曲の数々を日曜日から土曜日まで、その“曜日”の気分で楽しめるよう選曲し、それぞれ7枚のCDに収録。ヴォリュームがある分、しっかりと聴けるのも特徴だ。
当時の日本を代表する3人による三重奏曲の、ソニーへの録音をすべて収録した2枚組。ソリストが集った奔放さはないが、スケール感や密なアンサンブル、そして緊張感を備えたしっかりとした演奏を聴かせている。
モーツァルト・イヤーの最後、トリを務めるにはふさわしい大御所の登場。モダン・ピアノの特性を十分に活かし、低域の響かせ具合や絶妙なタッチ、考え抜かれたテンポ設定やダイナミズムの変化。多彩な音色を繰り出し、豊かな表情でモーツァルトを彩っている。
2003年3月の“ルービンシュタイン没後20年メモリアル”公演のライヴ。熱のこもった堂々たる演奏だが、そこには女流らしい優雅さやたおやかさが息づいている。その絶妙な匙加減は長年の経験による賜物だろう。中村紘子の円熟ぶりを示す濃密な一枚だ。
もう何回弾いたかわからないくらいだろう。硬質なタッチでぐいぐいと進んでいく力強いピアニズムにはますます磨きがかかっている。細かいフレージングを大切にしながらも、音楽の推進力を引き出し大きな流れを作っていく。その強さに抗うことは難しい。