制作・出演 : 仲道郁代
制作・出演
KilianHerold / MatthewHunt / RodrigoBlumenstock / ウルリッヒ・ケーニヒ / ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン / パーヴォ・ヤルヴィ / ベッティナ・ヴィルト / ベートーヴェン / 仲道郁代2005年に発売の第3、5番に続く全集の完結編。ベートーヴェンのソナタ全集を録り終えた数ヵ月後の、充実しきっていたころの録音だ。古楽奏法も取り入れたヤルヴィのもと、仲道の的確な演奏が冴えわたっている。
発売元
日本コロムビア株式会社ショパン愛用と同じ型のプレイエルと、オリジナル楽器によるオーケストラとの組み合わせ。それ以上に、まさに香気があふれるような演奏が聴きもの。オリジナル楽器演奏のエキスパートの有田はもちろん、モダンとは違うアプローチで臨んだ仲道が、豊かな詩情を紡ぎ出した。★
ピアニストにとってショパンは成長と進化の指標になるのかもしれない。仲道にとっては16年ぶりのショパン・アルバムになるという。今回初録音となる練習曲は「黒鍵」や「革命」などポピュラーな6曲を収録。ショパンをさらに掘り下げた彼女ならではの心に響く演奏が聴けるのは最大の収穫だ。
2007年に完結したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が高い評価を受け、日本を代表するベートーヴェン弾きとしての地位を確立した仲道郁代。本作には、その全集からの題名付き3大名曲集を収録。クラシック好きなら必聴だ。
日本を代表するベートーヴェン解釈者としての地位を確立した、仲道郁代のピアノ・ソナタ全集から、中期の標題を持つ3曲を抜粋。いずれも、仲道の深いベートーヴェン解釈が表われている。
最も祝福された全集録音のシリーズ第11作、完結篇だ。現在の日本における演奏家とソフト制作両者の到達点が示された企画というべきもので、欧米の研究成果も凌駕するまでにディープな日本のベートーヴェン研究の実績を、広く世に問うものでもある。
別々に出ていた協奏曲を1枚にまとめた徳用盤。いずれもポーランドで録音したもので、まだデビュー3年目だった仲道郁代の、瑞々しい感性が息づいている。持ち前の美音に幅広い表現力が加わった秀演だ。
デビュー当初、積極的に取り上げていたシューマンでまとめた1枚。ピアノ・ソナタは、デビュー盤で取り上げた曲。協奏曲はそれから7年後の演奏。仲道郁代の情熱に満ちた演奏と成長が刻まれている。
仲道郁代が好きだと言うグリーグ集。協奏曲はシューマンのピアノ協奏曲とカップリングされていたもの。ほかは、彼女自身が選曲した抒情組曲からの抜粋盤に入っていたものだ。彼女の抒情性が際立つ1枚となっている。
ショパンは、仲道郁代がデビュー当初から積極的に取り組んできた作曲家。バラードはブラームスのソナタと、スケルツォはショパンのソナタとカップリングされていた。ともに彼女の代表的なショパンだ。
プレリュード集は、ショパンの2曲のピアノ協奏曲録音の翌年に収録されている。ソナタは、その2年後にイギリスで録音されたもの。24曲各曲の見事な弾き分けやソナタでの構成力の確かさなど、聴きどころが満載だ。