制作・出演 : 千住真理子
発売元
ユニバーサルミュージック良い楽器との出会いは演奏家を変えるようだ。千住真理子と銘器デュランティとの出会いもそうかもしれない。以前より一皮も二皮も剥けたような彼女がここにおり、その音楽はグッと自然になって、音と気持ちと技術が一体化した。今後が楽しみである。
制作・出演
ウィリアム・イングル / ビルギット・グライナー / リッカルド・ロンバルディ / リヒャルト・シュトラウス / リンダ・ローク=ストルンマー / リンツ・ランデステアター合唱団 / 冨田勲&プラズマ・シンフォニー・オーケストラ / 千住真理子 / 山口五郎84年にリンツはドナウ河畔で、8万人の観衆を集めて行なわれたビッグ・イベント“アース・エレクトロニカ”のオープニングを飾った「マインド・オブ・ユニバース」の模様を収録。壮大な広がりが実感できる。
制作・出演
クラマ・デイル / セント・ジョン・ザ・ディヴァイン教会合唱団 / デュカス / ニコライ・デミジェンコ / ローナ・マイヤース / 冨田勲&プラズマ・シンフォニー・オーケストラ / 千住真理子 / 山口五郎 / 陳音86年にニューヨークで行なわれた“自由の女神100周年記念コンサート”でのライヴ録音。当時禁止されていたホルストの「惑星」が、このためにだけ許可されるなど、真にゴージャスな顔ぶれによる音の饗宴だ。
銘器ストラディヴァリウス・デュランティの柔和な音色が心に沁みて雅趣あふれる新録音。美しい旋律を甘く奏でるだけではなく、随所に奏法の工夫が凝らされて進取の気性に富む。「黒い瞳」に漂う寂寥の感に、一皮剥けた千住真理子の深い思い入れが感じられる。
活躍中の女性ヴァイオリニストの演奏を集めたコンピレーション・アルバム。ビクターが擁する川井郁子や礒絵里子らはもちろん、他社の奥村愛など、レーベルを超えた女性ヴァイオリニストの現在が浮かび上がる。
早いもので千住真理子もデビューから30年が経つ。ヴァイオリン協奏曲の“原点”ともいうべきバッハの3作品を選曲したのは、彼女の“新生”の出発点をほのめかすようだ。演奏からは豊艶ともいえる歌わせ方の熟成と“意気込み”が十全に伝わってくる。
画家の長男、千住博、次男の作曲家、明、そしてヴァイオリニストの真理子の、千住3兄弟によるコラボレーション。ポップな味わいをたたえながらも、クラシカルな雰囲気にあふれた作品となった。
制作・出演
エリック・ハイドシェック / ゲルハルト・ゲレッチュレーガー / チャールズ・グローヴズ / ピエール・デルヴォー / ラロ / ルクセンブルグ放送交響楽団 / ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 / 千住真理子“ストラディヴァリウスの稀代の名器・デュランテに遭遇する前の千住真理子の総決算”とも言えるベスト盤。1986年のCDデビュー以来、作品に真摯に打ちこむ彼女の姿勢は一貫して変わっていないことがわかる。彼女のひたむきさと誠実さが全編に滲み出ている。
千住真理子が幻の名器“デュランティ”(ストラディヴァリウス)との邂逅を果してから約1年。3世紀の眠りから覚めた稀代の名器の勘どころを押さえた千住は、その魅力をフルに引き出して一曲一曲丁寧に磨き上げていく。彼女の誠実さが如実に現れた小品集だ。
ミレニアムにデビュー25周年を迎えた彼女が、約9年ぶりにベートーヴェンとメンデルスゾーンの協奏曲を録音。女性ならではのソフトさにしっかりとした円熟味を加えた、オトナのアルバムである。