制作・出演 : 坂本龍一
制作・出演
クリス・ミン・ドーキー / ジョージ・ウィッティ / マイク・スターン / マイケル・ブレッカー / マッズ・B.B.クローグ / ヤコブ・クリストファーセン / ランディ・ブレッカー / 坂本龍一発売元
ユニバーサルミュージックベーシストのクリス・ミン・ドーキーが、アンビエント調のプログラミングを多用したコンテンポラリー・ジャズ作品。ドーキーはサイレント・ベースを使用、ベースでテーマ演奏&アドリブを十分に聴かせる。坂本龍一、マイケル・ブレッカーなど豪華ゲスト参加。
ナイアガラ・レーベルを設立した大滝詠一のもとに、伊藤銀次と山下達郎が集結した、J-POP史に残るプロジェクトである。初出の76年から30年を記念したこの再発盤には5曲のボーナス・トラックを収録。若き日の坂本龍一が参加した、貴重な一枚でもある。
前作『/04』同様、“ゆるみ系ベスト”と呼ばれているこのアルバムは、彼の代表曲をピアノだけで演奏した曲集。全曲、新たに弾き直されたもので新録音。どうにもイライラしてしまった夜に気持ちを落ち着けたい、なんて時に最適かも。
柳楽優弥主演のヒット映画の坂本龍一によるサントラ・アルバム。彼らしいピアノ・ソロによるトラックも多いのだが、実はサントラでこそ実験や冒険をするヒト。この作品では、アジアを舞台とする映像に、あえてケルティックな響きを持つ音楽をぶつけている。
POP MUSICのデニス・ポーヴェル、XTCのアンディ・パートリッジ、大村憲司が参加し、ダブやミュージック・コラージュの手法を大胆に取り入れた、高度に実験的で過激な問題作。80年作品。
YMO結成以前に坂本龍一がソニーに残した79年作品。高橋幸宏、山下達郎、吉田美奈子、矢野顕子、鈴木茂といった最高のミュージシャンとのカクトウギ・セッションが炸裂する、フュージョン感覚あふれるポップな作品。
コロムビア傘下のレーベル、Better DaysとDENONに残る坂本の音源を網羅した3枚組。78年1stアルバム『千のナイフ』から81年『エンド・オブ・エイジア』までを完全収録。
坂本龍一が1981〜84年に制作したCM音楽を19曲。CM音楽は、究極の商業音楽であると同時に、制作者にとってはいろいろな意味での実験の場にもなる。クライアントの要求のなかで、新たな坂本ワールドの芽がヒョコッと顔を出している箇所もあって、興味深く聞ける。
80年代前半に作られた、坂本龍一のTV番組のテーマ曲、未発表のインストゥルメンタル作品、同じく未発表のコンピレーション・ワークスを集めたアルバム。11曲目の「Snake & Lotus」と13曲目の「82.7.7 Yano Music No.1」が未発表曲。
サウンドスケープ……そんな言葉を坂本龍一の映画音楽に感じていたことだが、こうしてクロニクルに振り返ると、もっと根源的なエモーショナルな温度感を感じてやまない。それを分かりやすく解説している本人のライナーがまたこの上なくありがたい。★