制作・出演 : 安ヵ川大樹
このアルバムは彼のオリジナル・レーベルからで2作目となる。取り上げたのは映画から12の名曲プラス・オリジナル1曲。このオリジナルが彼のイメージどおりの素敵な出来上がりとなり、12の名作に伍して遜色がない。バックの演奏も含めてとても誠実な作りであり完成度の高い作品と感じた。
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株式会社ポニーキャニオン韓国の女性歌手。母国では何枚もアルバムを発表しているが、日本盤はこれが3枚目。きめ細か、表情豊かで、声になんともいえぬ色気がある。スタンダード中心、マイケル・フランクスの曲もさわやかに。日野皓正、松島啓之ら日本人ミュージシャンとの息もぴったり。
ニューヨークで長く活動していた女性ピアニストによる“愛”をテーマにしたリーダー第3作。安ヵ川大樹の表情豊かな力強いベースに支えられ、落ち着いたなかにキラリと光るセンスのあるピアノを披露している。全体の半分以上をオリジナルで占める作曲力の高さにも注目。
新世代ピアニストが、安ヶ川大樹と加納樹麻のレギュラー・トリオで録音した、4年ぶりの第2弾。オリジナルやスタンダードなど素材を幅広く求め、清廉なタッチと瑞々しい感性でさまざまな色合いの物語を紡ぐ。その豊穣なるリリシズムは、まさにピアノの詩人。
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株式会社ポニーキャニオン男性ジャズ・ヴォーカルをリードする貴公子、ポニーキャニオン移籍第1弾。日本の精鋭から成るビッグバンドをバックに、永遠のラブ・ソングをスウィートなヴェルヴェット・ヴォイスで歌い上げる。ショービズの優雅で華やかなムードを湛えたお洒落なアルバム。
ポップス系の曲を集めた2009年作。多くの編曲を秋田慎治が手がけ、ピアノ・トリオ(+管)によるオーガニックな音で温かく透明感のあるヴォーカルを活かしている。雲間に漂うイメージの「ラヴ」が新鮮。しなやかで凛とした表現から情感が伝わる「デスペラード」もいい。富永寛之編曲の「愛はかげろうのように」はウクレレ入りで素朴。
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株式会社ポニーキャニオン韓国の女性歌手。前作『FEEL LIKE MAKING LOVE』で評判になったが、今回はそれ以上にジャジィな仕上がりでウットリ。丁寧な歌い方、きめの細かい表現に感心させられる。自作2曲以外は、おなじみの曲ばかり。「ウォーク・オン・バイ」ではTOKUと共演。
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株式会社バップ大野雄二による新レーベル・LUPINTICの第1弾リリース。テナー・サックス奏者として頭ひとつ抜き出た存在感を意図した大野プロデュースにより、鈴木の目指す渋い王道ジャズの要素にルパン・ライクな洒脱でシティ派の側面が加味された意欲作。
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株式会社ポニーキャニオン当世風もオールド・ファッションドも自家薬籠中と思わせる、しなやかな歌唱力の持ち主。「愛のためいき」のソフト・ムードから一転、4?6曲目あたりからアンニュイなムードでぐっと迫ってくる。ライヴの空気感を見事に醸しだすバックも絶品。正統派ヴォーカル・ファンに強くお勧め。★
注目のピアノ・トリオが宮崎県都城のライヴ・ハウスで行なった公演の模様を収録。三者の息がピタリと合い、歌を綴るバラードからリズミカルに刺激的に展開する演奏まで、彼らならではのダイナミズムを堪能できる。麗しくもパワフルな女性シンガーもゲスト参加。
5枚目のアルバムは日本人オンリーのトリオ編成にて。映画のサントラにも使えそうな「時の砂」では柔軟な作曲能力を、「マッド・クラブ・パーティ」や「地球は愛で浮かんでる」ではイマジネーションあふれるプレイを。パウエルを自分なりに再編集した「パウエル・サークル」や、変拍子を盛り込んだカヴァー「残酷な天使のテーゼ」は、この世代だからこそ。
日本を代表するジャズ・ドラマー大坂の、7年ぶり6枚目となるリーダー作は広島でのライヴ。曲ごとに、影響を受けたミュージシャンに敬意を表するという選曲で、熱心な聴衆を前に、全員が一丸となって熱演を披露。小池のテナー、海野のピアノも快調だ。