音楽むすび | 制作・出演 : 安部恭弘

80年代シティ・ポップの旗手、安部恭弘のベスト盤。デビュー・シングル「We Got It!」や「トパーズ色の月」など、ヒット曲・タイアップ曲が満載。AOR歌手の神髄に触れられる。

80年代AOR〜シティ・ポップの代表的シンガー・ソングライターと知られる安部恭弘のベスト盤。デビュー・シングル「We Got It!」ほか、ヒット作10曲をコンパクトに収録。今日でも根強い人気を誇る彼の魅力が満載。

ヴァイオリンが哀愁漂うメロディを奏でる(1)、安部恭弘が書いたメロウでキャッチーなメロディを彩恵津子が歌う(2)、ア・カペラの(3)と、収録曲は5曲でも曲調はさまざまの93年作品。完成度が高いのは(5)。濃淡のある表情豊かなストリングスのアンサンブルが優雅に響く。

84年に発表された安部恭弘の3作目。GREAT 3の片寄明人が企画、本人が監修した24ビット・デジタル・リマスタリングでの再発だ。ジャパニーズAORの名曲「アイリーン」収録。ていねいな編集のブックレットも読みごたえがある。ファンならマストでしょう。

ソフト・タッチの、ポップなラヴ・ソング・アルバム。詞もサウンドもメロディーもヴォーカルもごくごくオーソドックスだと思うが、かえってそれが耳ざわりよく、邪魔っ気じゃないポップスとして、受け入れられるかも。声の優しさも、この人の個性かな。