音楽むすび | 制作・出演 : 小谷美紗子

オリジナル作としては3年ぶりとなるミニ・アルバム。近年は向井秀徳や凛として時雨とライヴ共演している、というのにうなずける、悠揚としたリズムでピアノを弾き、歌っている。字面で追うとキツく思える歌詞のなまなましさも、独特のスケール感ある解釈で歌われると説得力が。

小谷（vo,p）、玉田豊夢（ds）、山口寛雄（b）が中心の3作（2005?2007年）から彼女が選曲し、ドラマ『ゴンゾウ?伝説の刑事』の主題歌の「Who-08-」と新曲の「How」を足した編集盤。リズムに重きを置いた編成で、ピアノ弾き語りのシンガーならではのパンチの利いた歌唱が楽しめる。

小谷美紗子の2008年8月発表のシングルは、自身の名曲「Who」の新録音。テレビ朝日系ドラマ『ゴンゾウ〜伝説の刑事』の主題歌だ。カップリングには1年ぶりとなる新曲が収録されている。

セルフ・プロデュースによる、ピアノ・トリオで作った3作目。もちろんピアノ演奏も彼女自身。最近はこのピアノ・トリオでロック・テイストあふれる世界を放っている彼女だが、ただ攻撃的にトンガッているのみならず、切なさや悲しさも率直に表現されている。

デビュー10周年にして2枚目のベスト・アルバム登場。これほどに音楽的才能に恵まれ、発する言葉も鋭いものばかりの彼女が、それに見合うだけの知名度を得ていない現状が非常にもどかしい。ボーナス・トラックとしてオフコースのカヴァー曲「さよなら」を収録。★

心に深く突き刺さる言葉、流れるようなメロディ、そして圧倒的存在感を持つボーカルのシンガー・ソングライター小谷美紗子。そのデビュー後5年間の作品をまとめたアルバム。どの曲も聴き応え存分だが、英語詞の「Stay」や「Quarternote」は特に要チェック。

『うたき』以来、約1年8ヵ月ぶり4枚目のニュー・アルバム。「小谷美紗子＝ピアノの弾き語り」という根強いイメージを打ち破った、ギター・サウンド中心の新しいスタイルが非常に魅力的だ。