制作・出演 : 本田竹曠
アナザー・ディパーチャーアナザー・ディパーチャー
日本が世界に誇るピアニスト、本田竹曠による初のニューヨーク録音。ロン・カーターとトニー・ウィリアムスを迎えた強力なトリオ編成に加えて、全曲が本田のオリジナル曲という意欲作となっている。彼の新たな一歩を刻んだ記念碑のような一枚だ。
リーチング・フォー・ヘヴンリーチング・フォー・ヘヴン
同日に収録された全編オリジナルによる『アナザー・ディパーチャー』と対をなす作品で、本作ではスタンダードを含む全6曲を収めている。あまりに崇高なアルバム・タイトルだが、事実新たな高みに達しようとする本田の姿がここに刻まれている。
ネイティブ・サンネイティブ・サン
日本のフュージョン・グループのパイオニアの78年のデビュー作。結成時もその後も日本ジャズ界のトップだった本田竹曠、峰厚介の参加動向は賛否両面でシーンに衝撃刺激を与えた。村上の勢いのあるリズムにキャッチーなリフを乗せた楽曲群が時代の熱さを蘇らせる。
サバンナ・ホットラインサバンナ・ホットライン
78年夏に録音されたセカンド・アルバム。タイトルどおり、サウンド面では彼らなりのアフリカン・テイストを意識した内容になっており、ある意味ではワールド・ミュージック的な趣すら感じるフュージョン。オープニングのファンク・ナンバーは今聴いても十分“アリ”な音。
コースト・トゥ・コースト〜ライブ・イン・USAコースト・トゥ・コースト〜ライブ・イン・USA
80年9月にLAのベイクド・ポテト、NYのボトム・ラインほかで録音されたライヴ作の初CD化。骨太のグルーヴにのせて峰厚介、福村博、本田竹曠が歌心あふれるソロを取る「ウィンド・ジャマー」、爽やかな「サバンナ・ホットライン」、メロウな「オータム・ドリームス」など、いずれも高揚感に満ちたバンド・サウンドが素晴らしい。