音楽むすび | 制作・出演 : 東京スカパラダイスオーケストラ

帯コピー通り、あらためて“スカ”を切り口に選ばれたベスト盤。新旧のメンバー自身による曲の解説付きで、彼らの曲に対する愛情や思い入れが伝わってくる。彼らの表現する“東京スカ”音楽は、パワフルで自由奔放だ。未発表曲ヴァージョンのおまけ付き。

残念なことにクリーンヘッド・ギムラの追悼盤となってしまった5作目。さまざまなジャンルのさまざまな人たちとのセッションででき上がっている。バーナード・パーディとの炎の一発録り、オザケンのカラダ弱そうなダンディぶりなど、聴きモノ満載。

世間のスカパラ人気にほだされて、幻のデビューアルバムがCDで出た。オリジナルリリースは89年11月。初回プレス完売のいわくつきだ。スカパラの何がウケたかって、やはりそれは「シャイ」がわかるところだと思うのだが。かの東京ブラボーに通じるね。

90年発表の記念すべきメジャー・デビュー・アルバム。“東京スカ”をテーマに掲げ、歌謡曲テイストのムーディで濃密なナンバーの数々を披露。2000年以降の軽快なサウンドとは違うスカパラの原点がここにある。