制作・出演 : 松山千春
松山千春の2枚組ベスト・アルバム。活動初期に発表された「季節の中で」「恋」「大空と大地の中で」や、96年のTVドラマ『みにくいアヒルの子』の主題歌に起用された「君を忘れない」など、名曲がずらりと並んでいる。
通算35枚目のオリジナル・アルバム。嘘のない言葉を飾らない音に乗せてストレートに歌いかける丸裸な歌によるストリップ・ショウの趣。昔からボサ・ノヴァ調には定評のある人だが、「恋よララバイ」もまたその系譜の名曲。年輪を重ねつつもみずみずしい作風と歌声が実に頼もしい。
ベテラン・フォーク・シンガーのコンピレーション・アルバムが2アイテム同時発売された。これはそのひとつで、代表曲を集めたベストに、2009年公開の自伝的映画『旅立ち〜足寄より〜』のサントラをセットにしたもの。彼の世界を十分に堪能できる。
松山千春本人の選曲によるバラード・ベスト。90年代の楽曲から最新シングルまで、オリジナル・アルバム収録曲だけでなく、シングルのカップリング曲など隠れた名曲のチョイスは、自選ならでは。ジャンルを超えた揺るぎない松山千春の世界が堪能できる。
おなじみベスト盤シリーズの第11弾。2004年の「北風の子守唄」から、2007年の「自壊」までのシングルから選りすぐった一枚。彼の張りのある歌声に変わりはなく、実に“丁寧な日本語”で歌われる。だから、人は彼の歌に感動するのだということをあらためて痛感。
デビュー30周年記念ということで企画された、2枚組アルバム。[1]は、もはやスタンダード・ナンバートいってもいいフォーク・ ソングのカヴァー集。[2]は、自らの数々のヒット曲のセルフ・カヴァー集。いずれにも30年の歴史が詰まっている。
デビュー30周年記念のオリジナル・アルバム。AORな(1)からロックンロールな(7)、内省的な(10)とさまざまなタイプの作品が並ぶなか、“歌手”松山千春の存在価値を探究した作品。カッコ悪い部分、弱い部分も全部さらけだしている。近年の強面なイメージを覆す問題作。
2006年1月にデビュー30周年を迎える松山千春。本盤は、ポニーキャニオン在籍時の全シングル楽曲に、NEWS時代の大ヒット「長い夜」「人生(たび)の空から」の2曲を加えた究極のベスト・コレクション。
千春ファンなら、そのタイトルからベスト盤の10弾目とわかるはず。2002年から2004年までの作品が収録されているが、目玉は『銭形平次』の主題歌の(9)だろうか。近年、時代劇に不似合いの作品が目に付くが、この曲には番組にふさわしい“心”が感じられる。
デビュー曲である「旅立ち」をはじめ、「かざぐるま」や「青春」といったポニーキャニオン時代のシングルのAB面を収録したシングル・コレクション。初期の松山千春の楽曲が楽しめる。