制作・出演 : 松田樹利亜
ロンドンでミックスとマスタリングを施した、ロック・スピリッツに満ちた15thアルバム。収録曲ごとに異なる色彩感とメッセージを持たせつつも、彼女らしい疾走感あふれるサウンドで統一している。
2008年でデビュー15周年を迎える松田樹利亜の13枚目のアルバム。モダン・ヘヴィとでも言えるような重厚でドライヴ感のあるサウンドに、パワフルでかつ色っぽいヴォーカルが絡んだ楽曲はどれも存在感抜群で、彼女が書く歌詞の世界観も興味深い。
90年代にヒット・シングルも叩き出した女性ロック・シンガー、松田樹利亜のレーベル移籍後第2弾アルバム。艶やかな魅力を振りまきながら攻めのロック・チューンを突きつける。全曲の作曲とアレンジは、元CRAZEの鈴木慎一郎が担当。
2枚同時発売されたベスト盤のVol.1。こちらは93年のデビュー作「抱きしめても止まらない」から99年まで、弾けるような比較的初期の頃の懐かしいヒット曲を全12曲収録。さらにすべての曲をリマスタリングし直して音の輪郭が蘇っている。
作品を重ねるごとに、どんどん音の激しさを増していく松田樹利亜。現在の魅力であるシャウト系なヴォーカリゼーションを生かす上では、荒々しい表情が最適ということだろう。そんな現在のスタイルで新録音した楽曲も含むベスト盤。進化した音に興奮せよ。
2004年7月発売に続くミニ・アルバム第2弾。前作が、かなり硬派だったのに対し、本作はフェミニンな歌詞や、ポップな曲調が印象的。大きく異なる2作でも、巻き舌風の日本語でリスナーを煽情していくロック・スタイルは共通しており、もはや唯一無二の魅力だろう。
2004月9月発売の“POP&CUTE”アルバムと対をなす本作は、6曲入りロック・アルバム。これまでの10枚のアルバムでもロック色を見せていたが、ここまでハードに傾倒したアルバムは初めて。いつもにも増して、巻き舌も冴えていてパワー全開。6曲でも満腹になる。
(1)はリヴァーブのきいたギター・サウンドに力強いヴォーカルが映える、ミディアム・テンポのナンバー。一変、アッパーなロック・グルーヴ全開となる(2)は、ボリュームたっぷりの高音ヴォーカルが迫り来るかのよう。両極の魅力が味わえる移籍第1弾シングル。
3年間の充電期間を経てリリースされたアルバム『DIVE』から、1年ぶりのアルバム。充電前と比べると、かなりの世界はハードなロックへと変身した。重低音のバンド・サウンドに、爆発する彼女のヴォーカルはちょっと驚く。