制作・出演 : 波多野睦美
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、波多野睦美(メゾ・ソプラノ)、野平一郎(ピアノ)の演奏による、 美しい日本の歌を収録したアルバム(2003年7月録音)。 <収録内容> 01. からたちの花 02. 中国地方の子守歌 03. この道 04. 秋の月 05. 浜辺の歌 06. ちんちん千鳥 07. 城ヶ島の雨 08. さくら横ちょう (中田喜直) 09. 夏の思い出 10. たあんきぽーんき 11. 霧と話した 12. 雪の降るまちを 13. やはらかに 14. いのちなき 15. 花の街 16. 子守歌 17. さくら横ちょう (別宮貞雄) 18. 落葉松
並外れた知性と耳とウデで作曲演奏両面に亘って独自の活動を続ける高橋悠治の音楽を60年代から今日まで俯瞰して辿る。美を均整に置かず豊かさを量に委ねず、アジアに学び、古代に遡り、手や感性を既成の価値から解放する多様な企て。耳柔らかくして聴くべし。★
奇才・高橋悠治との出会いで生まれたという録音。フランス系の作品の合間に入れ込まれた彼の歌の数々が、絶妙なニュアンスを伴った彼女の歌とさりげなくリードしフォローする彼のピアノ演奏によって、浮遊感のある不思議な世界を作りあげた。美しいアルバムができあがった。★
専門誌『オーディオアクセサリー』で「旬の音本舗
多彩な語法を持つ二つの歌曲集への鮮やかな対応だけでなく、小品での端正さも見事に尽きる。温かくカラフルな響きのグラデーションや、献身ともいうべき言葉の扱いは素晴らしく魅力的だ。「カリプソ」でのタクシーを急がせる様子も楽しい。野平のピアノが繊細に応えている。★