制作・出演 : 田中靖人
サクソフォビアサクソフォビア
サックスという楽器の音の快感を、クラシックにもジャズにも引き寄せないで、あえてマージナルなところで引き出して魅せようとしたインテリジェントにお洒落なアルバムである。どの曲も「もうちょっと…だったら」と浮いてハマらない。それが仕掛け。
ラプソディラプソディ
近代の管楽器サキソフォンはさぞドビュッシーに合うであろうとの期待通りのCD。クラシカル・サキソフォンの音色は真正直な印象を与えるとともに、(1)や「シランクス」では鄙びた味わいすら醸しだす。新しいドビュッシーの世界を見せてくれる。
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