制作・出演 : 野平一郎
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集[3]第10番〜第13番 〜水戸芸術館 モーツァルト・ライヴシリーズモーツァルト:ピアノ・ソナタ全集[3]第10番〜第13番 〜水戸芸術館 モーツァルト・ライヴシリーズ
地球はマルイぜ 武満徹:SONGS地球はマルイぜ 武満徹:SONGS
林美智子の2枚目のCDは、武満徹の歌曲全21曲を収録したもの。歌詞が明晰かつ自然に聴こえ、しかもメロディに無理なく乗っているので、詩の朗読を味わうような感覚で楽しめる。野平夫妻の機知に富んだ多彩なアレンジが、作品に新たな光を当てていて秀逸だ。
ヨハン・セバスティアン・バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 24の前奏曲とフーガ BWV846-869ヨハン・セバスティアン・バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 24の前奏曲とフーガ BWV846-869
ヨハン・セバスティアン・バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 24の前奏曲とフーガ BWV870-893ヨハン・セバスティアン・バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 24の前奏曲とフーガ BWV870-893
サイレント・ヌーンサイレント・ヌーン
多彩な語法を持つ二つの歌曲集への鮮やかな対応だけでなく、小品での端正さも見事に尽きる。温かくカラフルな響きのグラデーションや、献身ともいうべき言葉の扱いは素晴らしく魅力的だ。「カリプソ」でのタクシーを急がせる様子も楽しい。野平のピアノが繊細に応えている。★
堀米ゆず子 ヴァイオリン・ワークス Vol.1 ライヴ・イン 東京2006 「音楽の旅ー叙情を求めて」堀米ゆず子 ヴァイオリン・ワークス Vol.1 ライヴ・イン 東京2006 「音楽の旅ー叙情を求めて」
アリア 河原泰則 ライヴアリア 河原泰則 ライヴ
コントラバスをチェロのように扱う河原泰則の、目も覚めるパッセージには驚嘆のほかない。今回の一押しはヴァイオリンの名手オレグとのコラボによるボッテジーニの協奏曲。高音と低音に離れた旋律線が交錯しながらハーモニーを構築するさまなど興趣が尽きない。
有馬礼子:「天使のソナタ」 「紫のアリオーン」/伊福部昭:「カンティレーナ」/山田耕作:「野薔薇」/セザール・フランク:「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」有馬礼子:「天使のソナタ」 「紫のアリオーン」/伊福部昭:「カンティレーナ」/山田耕作:「野薔薇」/セザール・フランク:「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」
武満らと行動を共にし日本の同時代音楽にとってなくてはならない存在だった才人の古今来歴を俯瞰した自画像。情に流されず、音符の一つひとつをクリアに見通すごとき明晰な音の姿が確乎と凛々しい。有馬の新旧作のソノリティの落差など、だから如実に表われる。
歌い出した鳥歌い出した鳥
1stアルバムで、その鮮やかなテクニックを披露した鍵冨弦太郎が、今回は、テクニックだけでなく、しっとりとした歌心も披露している。硬軟併せ持つ、将来が楽しみなヴァイオリニストの第2弾。