制作・出演 : 鈴木良雄
タイガー大越 meets 菊池武夫/プレイズ・スタンダードタイガー大越 meets 菊池武夫/プレイズ・スタンダード
団塊の世代を対象にしたコンセプト・アルバムなので、いつものタイガー(フュージョン系)とは違って、スタンダードをオーソドックスに切々と吹いている。そこがユニーク。「クリフォードの思い出」「酒とバラの日々」は日野皓正との2トランペット競演。
オール・オブ・アスオール・オブ・アス
リーダーの渡辺文男はなんと69歳。年齢を感じさせないファンキーなドラムが印象的だ。吉田桂一のピアノはゆったりとしたグルーヴで渡辺と完璧マッチ。佐々木悌二のベースが二人を結びつける。大人の男のジャズだ。録音も生々しく聴く者に迫ってくる。
ミスティミスティ
歌伴奏にも定評があった本田竹曠が、レコードとして初めてリリースしたジャズ・ヴォーカル・アルバム。女性ヴォーカリスト、ママーTのアルバム・デビュー作であり、ポップス、ジャズなどがバランス良く収録された良質なヴォーカル・アルバムだ。
本田竹彦の魅力本田竹彦の魅力
当時、大胆に若手を起用し多大な人気を博した渡辺貞夫グループが全面参加した、本田竹曠の記念すべき初リーダー・アルバム。ジャズ・スタンダードを中心に、ポップス楽曲なども収録した豪華な1枚だ。
タイムスケープ[スタンダード]タイムスケープ[スタンダード]
デビュー10年を迎えた木住野のアルバム。メンバーを二つのトリオ編成に振り分け、(9)は安カ川とのデュオ、(10)ではソロも披露。選曲はジョビン、ポーター、バカラックからビートルズまでオール・スタンダードで固めたが、(2)をいきなり変拍子で聴かせるところもたまらなく良い。★
ザ・トリオザ・トリオ
ネイティヴ・サンを結成する前の本田竹曠は、エネルギッシュなメイン・ストリーム・ジャズで聴衆を湧かしていたが、その頃の1枚。「ジス・イズ・ホンダ」というアルバムとともに全国に彼のファンを作ることになった。彼の出発点に耳をかたむけてみよう。