鈴木雅之の3作目のソロは、(1)、(9)の小田和正、(6)、(7)のレイ・パーカー・Jrを除き、本人のセルフプロデュース。深夜CMでおなじみの(1)をはじめ、小田和正や松尾清憲ら、日本人作家陣がいい曲を書いている。
ソロになって初のベスト盤。洗練された歌謡性とソウルフルな歌唱とを強調したバラード&ミディアム・テンポの曲を聴かせる構成になっている。ちょいと危険だが優しい男の夜の表情を想像させる歌ばかりで、青春の余熱とさめつつある胸の内の寂しさを歌う。