制作・出演 : 鈴木雅之
これまでのデュエットやコラボレーション作品に新録も加えたベスト盤。「ふたりでいいじゃない」の島谷ひとみ、3、7曲目の菊池桃子、カラオケ・デュオの定番となった「夢で逢えたら」といった女性歌手との共演もいいが、つのだ☆ひろ「女って…」、Bro.KONE&木梨憲武「可愛いいひとよ」の男臭路線もいい味。
筒美京平や玉置浩二らが提供した楽曲や、島谷ひとみとのデュエット「ふたりでいいじゃない」、CMソング「NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU」などを収録したアルバム。酸いも甘いも噛み分けた大人だけが持ち得る深みと色気のある声で、ファンキーな曲からバラードまで濃密に歌い上げた、マーチン流ソウルの逸品。
デビューから25年、ブラック・ミュージックへのこだわりを和風味の洗練されたヴォーカル・スタイルに昇華した功績は大きい。このアルバムも全編、鈴木雅之色に染められ、若き日のほろ苦く甘酸っぱい思い出を大人の世界で唄いあげるさまはまさに彼の独壇場。
通算15作目のオリジナル・アルバム。槇原敬之、ゴスペラーズ、田島貴男など豪華スタッフ陣を迎え、お洒落なバラードからラッツ&スターへのオマージュ・ソングまで盛り沢山な12曲入り。
ベスト・シリーズ『Martini』、バラード・ベスト『Medium Slow』の中から名曲の数々を新たにトラック・ダウン&リマスタリング。BOYZ II MENのカヴァーにも注目だ。
鈴木雅之の4年ぶりとなる待望のニュー・アルバムは、恋愛のステージとしての東京をテーマに、大人のAORを粋に展開。小田和正、ASKA、中西圭三、川村結花ほか、豪華ゲスト陣多数参加。
1stアルバムから最新シングルまでのラブ・ソング全108曲の中からリスナー投票によって選ばれたベスト・ラブ・ソング・アルバム。懐かしいあの曲や、心に残る名曲がこの1枚に。
マーチン、ベスト・アルバム。たとえばミリオン・ヒットとか、そんな爆発的に売れた曲はないが、音楽好きな人であれば耳になじみのある楽曲が多いはず。時間をかけて浸透した、知らない間のスタンダード、そんな作品が、彼には多そうだ。
小田和正・作曲・編曲・プロデュースの(1)をはじめとする、大人の男と女の10の物語。自ら作曲した(6)が、ドゥ・ワップ的な味つけがされたポップ・ソングで、久しぶりにラッツ・アンド・スター時代の彼を思い出させたりする。
ソロ当初に色濃かったブラック色も徐々に薄れ、スタンダードなヴォーカリストとして地歩を固めていることを実感する。作家陣も自らを含めておなじみの顔ぶれが多く、定番を作っているという安心感あり。(6)のデュエットと(11)のバラードが耳をひく。
やっぱり実力派は安心して聴ける。NY、UK、東京をまたにかけて制作された本作は、杏子やゴンチチ、アマゾンズなどの協力もアクセントになりつつ、ポール・ヤングがデュエットに参加しているカヴァー曲(9)が最も光ってる。大人の男の余裕盤、です。