制作・出演 : 鈴木雅明
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キングレコード株式会社バッハ・コレギウム・ジャパンの近年の活動には目を見張らされる。地道に続けられるカンタータ全曲シリーズの生気に満ちた演奏が録音でも紹介されることは大変喜ばしい。青年期の名作108番における素朴な感動を1人でも多くの人に味わっていただきたいものだ。★
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キングレコード株式会社BCJのライヴを聴いて充実した時を過ごした後、録音でまたその素晴らしさを確認する。何という贅沢!ライブラリーに枚数が増えていくのが楽しみなCDなんて、最近そう多くはない。それにつけても米良美一の透き通る声、いつ聴いても惚れ惚れすること。
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キングレコード株式会社寺神戸亮、鈴木秀美、米良良一といった日本の古楽演奏家のオールスター・キャストで、我が国バッハ演奏の水準を示すシリーズ第5作。選曲はワイマール時代の作品集で、コンパクトな作品の規模やメランコリックな語り口は、邦人演奏の感性にアドヴァンテージ。
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キングレコード株式会社世界的にも注目を浴びるシリーズの6巻はカンタータの中でも最大編成に属する2曲。また詳細な研究に基づき、BWV21については異稿も同時に収録されている。BCJのアンサンブルの上手さは卓越しており、安定感ある演奏で聴き手を壮大な宇宙へと誘う。
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キングレコード株式会社これまでのすべてが一定の水準以上にあるものとはいえ、やはり回を重ねるごとに全体のクオリティが向上している。録音という特種環境への順応からくるメンバーの精神的なリラックスも大きな要因か。ことさら大書せずとも、カンタータ演奏の新たな地平が拓く。
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キングレコード株式会社「いよいよライプツィヒ時代がやってきました」と鈴木自身がライナーの冒頭でも呼びかける、シリーズ第8作。作品の充実ぶりに比例するように、演奏の方も磨きがかかってきたようで、「わくわくする気持ちでいっぱいです」という言葉が素直に伝わってくる。
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キングレコード株式会社バッハ・カンタータ全曲シリーズも、やっと中期に入った。これからますますおもしろくなっていくのは、多分鈴木雅明氏も同じことだろう。きびきびとした音楽の運び、引き締まったサウンドなど、バッハ演奏のひとつの頂点。カウンター・テナーは注目の人。
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キングレコード株式会社今新たなバッハの演奏史を築き上げている感の強いアルバムである。バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハのカンタータ・シリーズ第10弾。カウンター・テナーのブレイズが何より目玉。歌心に満ちた柔軟な表現力と透明感のある絶品の歌に魅了される。
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キングレコード株式会社バッハ・コレギウム・ジャパンによるカンタータ・シリーズ第11弾は、バッハのライプツィヒ時代、1723年の4作を収録。歌手陣にカウンターテナーのヴェッセルが初参加しているのも話題。
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キングレコード株式会社バッハ・イヤーの今年、誰もが待ち望んでいたアルバムが登場。曲はバッハ作品の中でもとりわけ人気の高い「主よ、人の望みの喜びよ」を終曲コラールに含むカンカータ第147番をリリース!
今や、カウンターテナーの最高峰と言われる米良の決定盤。彼の創り出す美しくも、はかないバッハの世界を堪能できる。発表が見合わせられた未発表曲も収録されており彼の原点を感じられる。
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キングレコード株式会社17歳のワーグナーによる第9のピアノ用編曲。小川典子は超人的なテクニックで見事にこの怪作を弾きこなしている。第4楽章は、鈴木雅明率いるBCJが少人数ながら厚みのある合唱を披露。ワーグナーの早熟な天才ぶりを確認できる貴重な録音といえる。★
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キングレコード株式会社バッハとその同時代の二人による4曲の“マニフィカト”アルバム。BCJが神戸で録音したキリスト教のラテン・テキスト、一種の宗教的呪縛(空間・歴史感・社会感)から解放された環境(もちろん“教会”の中ではあるが)で演奏される音楽の新鮮な息吹き。
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キングレコード株式会社キリスト受難の音楽による詳細なドキュメントとも言える大作。バッハが長旅も厭わずその演奏を聴きに出向いたブクステフーデの作品を、バッハ作品の録音を精力的に続けるBJCが取り上げるのも道理で、“日本人による…”の形容が不要になった演奏に拍手。
こんなにも音楽的に生気あふれるシュッツは聴いたことがない。旋律線の明快さ、リズムの正確さ、そしてネイティブには不可能な(!)言葉の美しさ、これらが機械的なプレシジョンとは無縁のところで統合されている。プロテスタントの呪縛を離れた作品像。