制作・出演 : J.S.バッハ
グレン・グールド・エディション<11> バッハ:インヴェンションとシンフォニアグレン・グールド・エディション<11> バッハ:インヴェンションとシンフォニア
いかにもグールドらしい奇抜なアイディアの上に、彼独特の即興性や詩情を加味した実に素晴らしいアルバム。曲順は慣用のものとは全く異なり、しかも2声と3声をそれぞれペアにして続けて演奏。有名なイ短調の2声などニコラーエワとは別の曲に聴こえる。
J.S.バッハ小プレリュードとフーガ集J.S.バッハ小プレリュードとフーガ集
各曲1〜2分程度の小品集。なじみ薄の作品ながら、バッハ特有の灰色の音楽が充満。(1)(2)はピアノ初心者向きというが、技術的レベルでの評価のみによるならば剣呑な価値判断。後半のフーガはかなり重厚な音楽で、ニコラーエワのダイナミックな演奏が光る。
新ピアノ名曲全集1「バロック名曲集上」新ピアノ名曲全集1「バロック名曲集上」
ピアノ学習者が最初に出会うバッハは恐らく「メヌエット ト長調」という曲だろう。平易な小品であるがゆえに忘れられがちな名曲。バッハやヘンデルの大曲のエッセンスがここに凝縮している。だから教材用というだけでなく耳を傾けてみてほしい。