制作・出演 : J.S.バッハ
4曲ある管弦楽組曲のうち、最も親しまれている2曲を収録。第2番はフルートの華やかさやヴァイオリンとの掛け合いが聴きどころ。第3番は第2曲「エール」が「G線上のアリア」として有名だ。
バッハの現存するヴァイオリン協奏曲をまとめて収録したアルバム。ヴィヴァルディの影響がある第1番、古典派の協奏曲を先取りしている第2番、2つのヴァイオリンの絶妙な掛け合いが楽しい作品など、聴きどころ満載。
優れたオルガニストでもあったバッハの、膨大なオルガン曲の中から名曲中の名曲を厳選収録。超有名な「トッカータとフーガ」から屈指の傑作「パッサカリア ハ短調」まで、オルガン音楽の真髄を極めている。
EMI時代のロンクィッヒとの優等生デュオから大きく脱皮・円熟したことを十分に実感させてくれる、充実のバッハ。ヴァイオリンにぴたりと寄り添いながら、要所では突き放すように挑発してくるパーチェとの絶妙のアンサンブル。鮮度の高い極上の名演奏だ。
バッハ究極の人気曲(?)だけに、『100%』シリーズにも第2作が登場したこの曲。タイトルの“rosso”は、アカではなくヒダリを意味するらしく、98年発売の第一作とは装いを変え、明確にクロスオーヴァー的な内容。楽しく気軽に聴けるという点では、こちらに軍配。
シェリングの2度ある録音のうち最初のもの。2度目のものが超名演として有名だが、本作のモノラル録音も聴きどころが満載。作品の核心へと突き進む毅然とした端正美の中に、シェリングならではの格調の高さが伺える。
制作・出演
J.S.バッハ / ウェルナー・ヴァン・メヘレン / エリーザベト・ショル / カテリーナ・カルヴィ / クリストフ・プレガルディエン / シギスヴァルト・クイケン / ラ・プティット・バンド発売元
日本コロムビア株式会社古楽演奏にありがちな、過激なラディカリズムは一切なく、至極自然で、暖かさを感じる演奏として、いまだに新鮮な感動を得ることができる。歌手陣も粒が揃っており、ピリオド楽器によるこの曲の代表的な録音。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。現代を代表する古楽器オケの指揮者、鍵盤奏者として活躍しているコープマンのバッハが味わえる。
ピリオド楽器によるバロック演奏の第2世代にして、牽引役を務めてきたクイケンらによるバッハ。ピリオド楽器の特徴をしっかりと踏まえ、当時の奏法を徹底的に研究し、バッハが求めた音楽を創り上げている。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。“おけいこ名曲”を素材に広がる、P.ゼルキンの感性豊かな世界。
スタジオ録音が嫌いだったリヒテルが取り組んだ、例外的な全曲録音で、ピアノで演奏した「平均律」の金字塔的な録音。対位法の描き方、音色の微妙な変化など、リヒテルの卓越したテクニックと音楽性が堪能できる。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。P.ゼルキンによる繊細で真摯な「ゴルトベルク」を収録。
シュタルケルの4度目で、最後となった全曲録音。正しく虚飾を廃したがっちりとした、あるいは武骨と言える演奏で、思わず居住まいを正してしまう厳しさがある。シュタルケルの到達した至高の境地がここにある。
リコーダーの第一人者ペトリは、ジャズ・ピアニストのキース・ジャレットと2枚のアルバムを作り上げたが、これはその2枚目のもの。ペトリの自在なリコーダーと、キースの美しいチェンバロとが一体となって、楽しさ倍増だ。
20世紀前半を代表するチェリスト、カザルスの1920年代後半に録音された小品を集めたアルバム。現代チェロ奏法を確立したカザルスの、一端を知ることができる。古い音だが表情の豊かさは十分に聴き取れる。
制作・出演
J.S.バッハ / クリストフ・プレガルディエン / グスタフ・レオンハルト / ゲルハルト・シュミット=ガーデン / シギスヴァルト・クイケン / テルツ少年合唱団 / マックス・ファン・エグモント / ラ・プティット・バンド / ラ・プティット男声合唱団バッハの最高傑作「マタイ受難曲」のハイライト集。全曲聴くと3時間近くかかるから、1枚にまとめられていると便利でよい。しかも、名盤とされている録音で、劇性をあえて抑えたところがかえって感動を誘う。