制作・出演 : J.S.バッハ
2006年11月、下野竜也の読売日響正指揮者就任披露演奏会のライヴ録音。コリリアーノは、エイズで亡くなった友人を追悼する意味を込めてこの交響曲第1番を書いた。熟練の手法による多彩な音楽だ。下野が作品を真摯に指揮し、読売日響がそれに応える。
“聴いて心地よいクラシック音楽は体にも良い”というコンセプトのもと、鍼灸師の竹村文近が監修したクラシック・コンピレーション。副作用なしの、安心のクラシック音楽を一服してみよう。
制作・出演
J.S.バッハ / アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ / オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 / セント・ポール室内管弦楽団 / デイヴィッド・ジンマン / ネヴィル・マリナー / ヒュー・ウルフ / ヒラリー・ハーン / マレク・ヤノフスキ新録音を発表するたびに話題をさらうヒラリー・ハーンの、2008年の来日を記念したベスト盤。17歳で鮮烈なデビューを飾ったバッハをはじめ、ソニー時代の成長の過程を追った一枚となっている。
DG移籍第1弾。硬質な発音を主体にポリフォニーのラインを明瞭に提出しつつ、細部のテクスチュアを隈なく描きわけてゆく。さらに曲ごと、フレーズごとに響の種類をさまざまに変化させ、鍵盤楽器のための作品としての魅力を強く説得している。最後のフーガは未完として演奏。
制作・出演
J.S.バッハ / RIAS室内合唱団員 / クヴァストホフ / ジェイムズ・ウッド / トーマス・クヴァストホフ / ベルリン・バロック・ゾリステン / ライナー・クスマウル / レシュマンパッション迸らせる強奏から弱奏に鎮めていく際にも、ピンと張り詰めたウタの息が途切れず音楽が濃密に息づいて艶やかに起伏する。ことさらな身振りで耳が白けることはない。その幽かな響きの濃やかさに、バッハとバルトークの音楽が耳の奥底で重なりあう。★
制作・出演
J.S.バッハ / イヴ・プセル / エドゥアルト・カウフマン / オーレル・ニコレ / バウムガルトナー / マンフレート・ザックス / モーリス・ブルグ / ルツェルン弦楽合奏団 / ルドルフ・バウムガルトナー発売元
日本コロムビア株式会社1955年にルツェルン弦楽合奏団を組織したバウムガルトナーの、ブランデンブルグ協奏曲と並ぶ代表的な録音。ソリストにニコレやブルグを迎え、軽やかに端正に音を綴っている。まことに美しいバッハだ。
古楽演奏によってバッハ像が劇的に変わった現在、リヒターのバッハは、ドイツ・ロマン主義が打ち立てたバッハ像をさらに突き詰めた演奏と言える。高い精神性、峻厳にして敬虔な、巨大で偉大なバッハがここにある。
バッハの化身とまで謳われた、リヒターによるバッハのポピュラーなオルガン曲を集めたアルバム。息詰まるようなゆるぎない演奏は、作品の偉大さを高め、感動せざるを得ない強烈な訴求力を持っている。
現在のバッハ像とは一線を画するものだが、バッハの多彩な音色やリズム、変奏の妙を余すところなく抽出している。峻厳で堅固にして、ドイツの伝統的なバッハ観を体現した演奏だ。
制作・出演
J.S.バッハ / アンスバッハ・バッハ週間管弦楽団 / エディット・マティス / カール・リヒター / ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ / ヘルタ・テッパー / ペーター・シュライアー / ミュンヘン・バッハ合唱団 / ミュンヘン・バッハ管弦楽団録音時期が約17年間にもおよぶ、リヒターの演奏スタイルの変遷をうかがい知ることのできる作品。1960年代初期の厳しい様相を見せるバッハと1970年代後半のロマンティックなバッハが味わえる。