制作・出演 : J.S.バッハ
J.S.バッハ:フランス組曲J.S.バッハ:フランス組曲
進行中のバッハ、チェンバロ音楽全集の一環だ。通常の6曲に番号のない818と819の異稿の方と819aのアルマンドの異版まで収めている。演奏はきわめて美しい。テンポも落ち着いていて、随所に工夫が凝らされており、多彩なニュアンスを引き出している。★
アンド・セレニティ - 瞑想するグレン・グールドアンド・セレニティ - 瞑想するグレン・グールド
単なるベスト盤かと思ったら大間違い。異様にマニアックな選曲に驚き、しかもそれがテンポのノロイ曲ばかりなのに二度驚く。『アダージョ・カラヤン』ならぬ『アダージョ・グールド』。だが“癒し”などとはほど遠く、微視と沈潜と幻想にとことん付き合わされる。
夢見る雨夢見る雨
流れるように淀みなく汲み出される滑らかなチェンバロの音色が特徴的。バッハ、パーセルからバルトーク、果てはキース・ジャレットまで水永の世界が自在に繰り広げられる。楽器の表現力の限界を目一杯追い込んだ上に自己の確立を目指した意欲作と言える。
avex Basic Classics Series45::J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻avex Basic Classics Series45::J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
幅広いレパートリーで有名なヤンドーによる“ピアノの旧約聖書”は、確かなテクニックに裏打ちされた堅固な世界が広がっている。平明な第1番の前奏曲の闊達な指さばきはもちろんのこと、各声部の描きわけが必須のフーガもそつなく演奏されている。
アパッショナータアパッショナータ
すでに演奏家として認知されているけれど、2003年にエリザベート・コンクールに挑戦し、見事5位入賞を果たした彼。自らに妥協を許さない演奏姿勢は、アルバムごとに彼の成長を促しているようだ。叙情的で繊細な感性はそのままに、ゆるがぬ自信が身についてきた。
avex Basic Classics Series14::J.S.バッハ:超協奏曲集 -G線上のアリアーavex Basic Classics Series14::J.S.バッハ:超協奏曲集 -G線上のアリアー
エヴァンゲリオン・クラシック::バッハ:管弦楽組曲第3番 「アリア」、他エヴァンゲリオン・クラシック::バッハ:管弦楽組曲第3番 「アリア」、他
発売元
キングレコード株式会社シリーズ中、この第四集のみ劇場版本編で使われたものとは別の音源がセレクトされている。聴いてなるほど、ストーリーのバックで流すには主張の強すぎる演奏ばかりであった。これは画面なしに心の中でイメージを反芻するための配慮だと解釈しておこう。