制作・出演 : TNT
ハイ・トーンなヴォーカル・スタイルを持つトニー・ハーレルはアルバムに輝きを齎している。ヨーロッパのロック・シーン独特な雰囲気を持つTNTは今作4枚目で遂にブレイク、TNTの最高傑作であり、北欧ヘヴィー・メタルを代表する1枚(1989年発表)
2006年に加入したトニー・ミルズ参加3作目で、通算で12枚目のオリジナル・アルバム。開放感に満ちあふれながらもヘヴィなシャッフル・ナンバーの「エンジン」をはじめ、アグレッシヴなサウンドと往年のメロディアスなサウンドを融合、円熟期に入りながらもフレッシュな感性も兼ね備えた作品に仕上がっている。
ノルウェーのハード・ロック・バンドのアルバム。シンガーのトニー・ミルズが加入して味わいが変わったが、その第2弾が本作だ。意外なほどキャッチーな「ハロー,ハロー」に驚かされるが、さらにタンゴ「ベイビーズ・ガット・リズム」までやってたりして、これまでにないユニークさを打ち出している。
復活後の最高作と名高い前作『マイ・レリジョン』の勢いそのままに、1年半ぶりに作られたアルバムは、彼らの持ち味である壮大でメロディアスなハード・ロック・センスが存分に詰め込まれた一枚だ。サッチモの名曲カヴァー(7)などの新たな試みも、自信の表われだろう。
ノルウェー産ハード・ロック・バンドの何度目かの復活作。90年代に最初の再結成に失敗した彼らは、今作でひさびさに黄金期の作風を取り戻したようだ。叙情性とポップ・センスに新味を加えた柔らかな音像と派手なギター・ワークのギャップも実に彼ららしい。
初のライヴは92年の日本公演を収録。すでにこの時活動停止が決定していた彼ら、そのせいかどこか元気のないような気がする。北欧出身の彼らは、ヨーロッパとは一味違った華麗なハード・ポップを提供してくれたものだが、本ライヴにその面影はない。