ジャンル : J-POP > フォーク・ニューミュージック
SO WHAT〜だから ナニ〜SO WHAT〜だから ナニ〜
C.C.ガールズ自身のプロデュースによるリミックスものを含むベスト盤。これといった代表曲に恵まれていないC.C.さんですが、羽田一郎のくさいファンキー歌謡感覚が光る(8)〜(11)はカッコいいぜ。ソロ・パート解説つきの(11)ではそれぞれの歌唱センスがわかる。
HYSHYS
レーベルを移し、2年半ぶりにリリースされたアルバム。変幻自在の戸川の声が描き出す、思春期の肥大した自意識が生むひずみ、プラスティックなSF、そしてスパイものと、本作でもヤプーズ独自の世界が展開される。細部まで凝ったアレンジも聴きもの。
林檎と檸檬 村下孝蔵ベストセレクション林檎と檸檬 村下孝蔵ベストセレクション
遠い昔に見たことがあるような、懐かしいロマンティックな世界を歌い続ける彼の作品集。大ヒットした(4)を代表として、淡い水彩画のような風景は純粋で壊れやすいはかない美しさがある。周囲の音楽に全く影響を受けない独自の活動はユニークな存在だろう。⇒村下孝蔵関連作品はこちら
ロング・タイム・ノー・シーロング・タイム・ノー・シー
いい感じで歳をとってるなというのが第一印象。大人のゆとりが素敵だ。このゆったりとしたうねりは、年輪を表わしている。個の世界をうたうことでニューミュージックがその輪郭を明確にしてから20年余り、ついにここまでたどり着いたかという気がする。
クルーズ トゥ ユークルーズ トゥ ユー
康珍化の(2)、売野雅勇の(7)など、耳当たりの良いサウンドとカタカナ英語交じりの言葉で綴る“四季の歌日記”という感じの楽曲が並ぶベスト盤。流行を反映したバッキングは、ドラムのサウンドなど今聴くと彼の歌を邪魔してる気がしてしまうのが残念。
私が生まれた日私が生まれた日
前作がカヴァー集だったため、オリジナルとしては久々の作品。キャリアからすれば、もう超ベテランのはずなのに、デビュー時のみずみずしさと頼りなげな繊細さがまったく変わっていないことに驚かされる。ガール・ポップとは別の次元にいるポップな作品だ。