ジャンル : ダンス・ソウル > ラップ・ヒップホップ
クリス・スタイルズクリス・スタイルズ
どういう行き違いか本人は未完成と思っている状態で出てしまった作品だそうだが、いくつかの単調なトラックを除けば、DJレヴォリューションやダ・ビートマイナーズらがいい仕事をしているし、KRS-ONEの心意気も伝わる。ラブ・ソング(17)もひと味違うぞ。
ディケイドディケイド
元オニックスのスキンヘッド野郎ラッパー、セカンド作。じっくりと、屈強な仕上がり。乾いた質感を持つ質実剛健トラックに、淡々としつつも強い存在感を放つフロウをのせる。聴後感、じわじわ。派手さはないが、きっちりと聴かせる、渋〜いパワーに満ちている。
ストリート・ドリームスストリート・ドリームス
新世代的サウンド、見た目以上にクールな力の抜けたラップ……6曲ものヒット曲以外に、スヌープ、ミッシー・エリオット、メアリー・J.ブライジらの共演曲があるのだからもう驚異。この春リリースされ全米初登場3位に輝いた、79年ブルックリン産MCの2年ぶり2作目。
リヴィン・レジェンドリヴィン・レジェンド
大仰な弦〜オケ的サウンドとチープで忙しげなビートが掛け合わさったトラックのシンプルで耳にはりつくポップさも、南部訛りが生き生きとした脱力フロウの不敵ぶりも極まれり、といったふう。95年、14歳でデビューしたニューオーリンズ産ラッパーの3年ぶり7作目。