ジャンル : ダンス・ソウル > ラップ・ヒップホップ
PRIORITY RECORDS25周年を記念して企画された、スヌープ・ドッグのチョイスによるコンセプト・アルバム。スヌープはもちろん、イージー・E、N.W.A、アイス・キューブなど豪華ミュージシャンが一枚に収められた聴きごたえある作品だ。スヌープらしいクセのある選曲が興味深く楽しい。
西海岸ヒップホップの重鎮による通算10枚目で、前作『魔リス』(2009年)の続編。一番のトピックスはリード曲となるジェイ・Zとの「アイ・ワナ・ロック」。ほかにも、カニエ・ウェストのレーベル所属のキッド・カディやザ・ドリームら、参加陣も豪華。スヌープの好調を物語る“別冊”的な一枚だ。
マイアミを拠点に活動するパレスチナ系DJ/トラック・メイカーの4作目。作品を発表するごとに参加メンバーが豪華になっていくが、今作は地元のサウス系はもちろん、全米から名だたるラッパー/シンガーが集結。最強の布陣によって繰り広げられるヒップホップの宴がここにある。
デフ・ジャム屈指の名ラッパー、リュダクリスの通算7作目となるスタジオ・アルバム。全米ヒット・シングル「ハウ・ロウ」をはじめ、持前の歯切れの良いワード・プレイが光る秀逸のトラックが満載。
ヒップホップのテイストもある、二人組サウンド・プロデューサー・ユニットのファースト・アルバム。美しい旋律を奏でる独自のノスタルジックなアンビエント・トラックは、知らず知らずに心の深層に染み入る。トワイライトからの街のごとく、諸行無常の響きあり。★
オートチューンでシーンを席巻したラッパーのアルバム。SNL(SHANELL)を迎えた“これぞアメリカ”的な「アメリカン・スター」からハード・ロックを軸に展開。ヒップホップよりロック作といって差し支えないほどだ。ヒット作『カーター3』の後継ではなくアナザー・サイド盤として楽しめる。
ブラジルのサンパウロ発、MCとMC/トラック・メイカーからなるユニット、MENTAL ABSTRATO。これがデビュー作で、勘所を持つヒップホップ基調のジャジィ表現を聴かせる。クールな行き方の奥に見せる人なつこい感覚、くつろいだ感覚がいい感じだ。ブラジルねたを使う曲も。
2010年1月27日リリースの大人気ノン・ストップMIXシリーズ“INMIX”の第5弾。レディー・ガガやリアーナら、DJ KAORIがセレクトした豪華アーティストによるトラックを卓越したセンスとテクニックで繋いだ、ゴージャスな一枚だ。
人気ラッパー、リル・ウェインのヤング・マネー・エンターテインメント・レーベル所属のおすすめアーティスト11名によるグループのアルバム。ドレイク、ガダ・ガタなど、出身も年齢も性別も違うラッパーたちが集合。これから活躍が期待される彼らが技を競い合う様子が聴きものだ。
“日本人の心に響くヒップホップ”がコンセプトだけに、メロウネスにあふれるトラックが優しく胸に染みこんでくる。前作までのセールスが7万枚越えという人気コンピ第4弾。Othelloをフィーチャリングし話題となったトラック・メイカー、Robert de BoronやHidetake Takayamaといった日本人勢も参加している。