ジャンル : クラシック > 協奏曲
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番&2番 2つのヴァイオリンのための協奏曲/ブランデルク協奏曲第5番J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番&2番 2つのヴァイオリンのための協奏曲/ブランデルク協奏曲第5番
ホープは英国の気鋭のヴァイオリニストで、バロックから現代まで広範な守備範囲を持つ。今回はバッハ。しっとりとした叙情性を漲らせた濃厚な演奏である。古楽器による昨今のスリムな演奏とは対極にある豊艶な表現。現代に渇望される演奏ではなかろうか。
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番&ヴァイオリン・ソナタショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番&ヴァイオリン・ソナタ
フィリップスから移籍のリーラ。協奏曲は冒頭から実に魅惑的な音色で歌い、聴き手をグッと引き寄せる。リズムの切れ、カデンツァの妙技と練り込んだ表情など、また一歩前進した姿がうかがえる。オラモの伴奏も骨太で雰囲気豊かで理想的。ソナタも同等の名演。
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 きらきら星変奏曲/ソナタ イ短調モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 きらきら星変奏曲/ソナタ イ短調
モーツァルトの協奏曲とソナタをカップリングさせる企画の第2弾。デビュー盤ともなった第1弾は大好評だったが、こちらも上々の仕上がり。ストレートでピュアなアプローチと透明な音色の中に、モーツァルトのさまざまな表情が浮かび上がってくる。シリーズ化を望む。