ジャンル : クラシック > 協奏曲
リスト:「ラ・カンパネラ」/ラヴェル:夜のギャスパール/プロコフィエフ:悪魔的暗示/チャイコフスキー:主題と変奏曲 他リスト:「ラ・カンパネラ」/ラヴェル:夜のギャスパール/プロコフィエフ:悪魔的暗示/チャイコフスキー:主題と変奏曲 他
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」/シチェドリン:ピアノ協奏曲第5番ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」/シチェドリン:ピアノ協奏曲第5番
「火の鳥」から意外な響きが聴こえてくる。ふわり音色が受け渡されるはずのパッセージがゴツと滞る。炸裂するトゥッティの背後で金属打楽器の残響が蒼く漂う。シチェドリン作品でもパスティシュのような意匠のなかから突如異形の音の形が現れる。津々のライヴ。
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ブラームスのパッションを現代の音感覚のなかで捉えきり鮮烈に解き放った、作品イメージ払拭の快演。溶け合いつつも細部まで耳が届いて情に働く艶やかにして透明な響きの美しさ。表情の変化に鋭敏に反応し互いに発止と切れ込むダイナミズムの速さ。快哉の音だ。★
どこかで聴いたクラシック ヴァイオリン名曲ベスト101どこかで聴いたクラシック ヴァイオリン名曲ベスト101
おなじみの企画ながら、本作の売りはデッカのレーベル力。ヴァイオリンが主役の企画だけに、曲は全曲だったり抜粋だったりだが、基本的な“聴きどころ重視”のカンどころは外さない。質実剛健な感じのブックレットも、クラシック・ファンにはお馴染みの色合い。
EMI CLASSICS 決定盤 1300 196::チャイコフスキー&プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲EMI CLASSICS 決定盤 1300 196::チャイコフスキー&プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲
完璧なテクニックを支えとした美しい音とともに、優しさと品格の高さを持ち合わせたツィンマーマンとマゼール、ベルリン・フィルが織り成す演奏。生命感あふれる香り立つ抒情が感じられる。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&第3番ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&第3番
快調にベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音を進める仲道郁代と、上昇気運にあるパーヴォ・ヤルヴィとによるまさに絶好調の共演。仲道は自信に満ちた堂々たるソロを展開。ヤルヴィは切れの良い引き締まったベートーヴェン演奏を繰り広げる。